Windowsの小技
              (すみません XP での話です m(_ _)m    windows7 とか使ってないので・・・)

 

 

  • WindowsによるNTP時刻校正

     レジストリを変更します。危険が伴いますので注意して作業してください。
    
1.NTPサーバを追加する
     [スタート]→[ファイル名を指定して実行]にて “regedit” → Enter でレジストリエディターを起動する
     [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\DateTime\Servers]に
      NTPサーバを指定する項目がある
      デフォルトでは”time.windows.com”と”time.nist.gov”の2カ所(アメリカのサーバ)なので
      国内のサーバを追加する

レジストリ1

        ツールバーにあるメニューで [編集]→[新規]→[文字列値] と進む
        ”新しい値”という所に 続き番号を入れる(画像では”3”と入れた) そして その番号をダブルクリックする
        と [文字列の編集]という ウィンドゥが開き そこに 新しくNTPサーバのアドレスを入力する
        (画像では ntp.jst.mfeed.ad.jp と入力した)

NTP_2.GIF -

        NTPサーバの一覧 wiki@nothing さんが詳しいです
           ・プロバイダ 機関別リスト
           ・推奨公開サーバリスト

           そもそも そこの NTP という項目を読んでいただけると理解が早いです

      2.時刻合わせの間隔を調整する
         [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W32Time\TimeProviders\NtpClient]
         という所に [SpecialPollInterval] という項目があります
         これが、時刻合わせの間隔を設定する項目です

NTP_3.GIF

         デフォルトでは 604800秒=1週間 となっています。
         掩蔽や限界線、流星観測に使っているPCでは これでは校正間隔が荒すぎるので短くします
         10分=600秒 1時間=3600秒 2時間=7200秒 4時間=14400秒 8時間=28800秒 24時間=86400秒

NTP_4.GIF



          最後に F5キーを押して レジストリ情報を更新すれば終わりです

3.コントロールパネルの中の「日付と時刻のプロパティ」を設定する

  「自動的にインターネット時刻サーバと同期する(S)」にチェックを入れ、サーバーの一覧から
  先ほどレジストリで入力したサーバーを選択する。
  [今すぐ更新(U)]ボタンを押して時刻の同期が行われることを確認した後に
  [OK]ボタンを押して終了する。

NTP_5.GIF - 6,709BYTES



追記:Windowsサービスの設定

 Windows7 からネットワーク上のNTPサーバーと同期を行うサービス:「Windows Time」のデフォルト設定が無効に変更されました。
 このため上記の設定をしても大元の「Windows Time」サービスが動いていないため時刻同期は行われません。

 対処方法として

 ひとつは「日付と時刻のプロパティ」にある「今すぐ更新(U)」ボタンを押す方法があります。
 これにより「Windows Time」サービスが開始され、以後PCを立ち下げるまで定期的に時刻同期が行われるようになります。
 尚、PCの再立ち上げ、再起動時には再び「Windows Time」サービスは停止していますのでご注意ください。

 ふたつめに「Windows Time」サービスのスタートアップ時における動作設定を変更する方法があります。
 ちょっと設定画面に入るまでの階層が深いのですが コントロールパネルから次のように階層をたどってみてください

 「コントロールパネル」 → 「システムとセキュリティ」 → 「管理ツール」 → 「サービス」
 そして内にある 「Windows Time」をダブルクリックする

 

 すると左図のプロパティ画面が現れます

 そこで
 スタートアップの種類(E)にて選べるものから
 『自動(遅延開始)』
  
 を選択して 「OK」ボタンを押します


 この設定により次回PCの起動より
 Windows Timeサービスが自動で開始される
 ようになります。