[4]
彗星 以前は下にあるように”ssystem.ini”ファイルを手編集するしかなく 少し難しかったですが、 0.10.6.1のバージョンからオンラインで彗星軌道データを入手できるようになりました。 (教えていただいたHukuさんありがとう) まず、事前準備としてプラグインを追加します。 メニュー左下のスパナアイコン:設定画面[F2]をクリックし「環境設定」画面を出してください。 その中の[プラグイン]の頁に[Solar
System
Editor]という項目が新しく出来ています。 それを選択し現れた頁から 右下の[起動時に実行]にチェックを入れます。 チェックを入れたら
Stellariumを再起動します。 再起動すると
[設定]というボタンが押せるようになりますので ポチッと押して下さい。 現れた画面で[Solar
System]タブを選びます。そして一番下に [Import orbital elements in MPC
format...]というボタンがありますので それを押します。 この画面で
[Comets](彗星)を対象として選択し、インターネットからダウンロードしますので [Download a list of
objects from the internet]にチェックを入れて下さい。 そして[Select
bookmark...]という箇所で[MPC's list of observable
comets]を選びます。 そうすると上のURL欄に自動的にアドレスが入ってきます。 最後に[Get
orbital
elements]ボタンを押して下さい。(上の図では隠れたため場所を少し変えて表示してあります) インターネットからデータをダウンロードしますので少し時間がかかるかもしれませんが、まもなく このような画面が現れます。 2011年8月の今はギャラッド彗星が注目されていますのでこれを表示させることにしましょう。 リストから[C/2009P1(Garradd)]を探しだしボタンにチェックを入れ [Add
objects]を押すだけです。
このように ギャラッド彗星 C/2009P1 が表示されるようになりました。
彗星はちょっと面倒です <<以前はこのように手編集をしていました>> [Solar
System Objects] ページ http://www.stellarium.org/wiki/index.php/Solar_System_Objects に彗星リスト(Comet
List) の入った”ssystem.ini ”ファイル がありますが、最近のものは 手入力で編集して 軌道要素を追加する必要があります。・・・面倒くさい そろそろ見頃を迎える ハートレー彗星(103P)
の軌道要素は以下です。 コピー&ペーストで追加してください。
[103P-Hartley] name = 103P-Hartley parent = Sun coord_func = comet_orbit radius = 10 oblateness = 0.0 albedo = 1 lighting = true halo = true color = 1.0,1.0,1.0 tex_map = nomap.png tex_halo = star16x16.png orbit_Epoch = 2455470.5 orbit_SemiMajorAxis = 3.4726656 orbit_Eccentricity = 0.6951420 orbit_Inclination = 13.61768 orbit_AscendingNode = 219.76087 orbit_ArgOfPericenter = 181.19852 orbit_MeanAnomaly = 355.84874
[6] キーボードショートカット
詳しくは[F1]Help を見てください。 下の図に主要なショートカットを表示してみました。主に表示関係についてはこちら
操作関係についてはこうなります。 時間に関して、1日進める・戻す、1週間進める・戻す など他にいっぱいありますが省略しています。 これらについては [F1]Help を参照のこと 尚、ベースとしたキーボード図は109gal.com さんから頂戴させていただいたものです。 感謝!
[7] 日食と月食 これらのショートカットキーを使って「日食・月食」を表示させてみましょう。 [ F5
]キーを押して[日付と時刻]画面を出して 2011年12月10日21時45分に合わせます。
[ F3 ]キーを押して[検索]画面を出し”月”と入力して検索します(虫めがねマーク)。
すると、中央に月が表示されるように画面が飛んで行きます。 [検索]画面を使わない場合はマウスで対象をクリックして選択状態にした後で [
スペース ]キー を押すと対象が中心にくるように画面が動きます。 次に [ T ]キーを押して 対象を捕捉状態にします。
ここで [ /
]キーを押すと 対象にズームアップします。 注意:先ほど検索画面で”月”を探したときにキーボードは漢字変換モードになっていますので [ /
]キーを押すときはこのモードを解除しないと反応しません。
後は、[ L ]キーを何回か押して時間を進めたり [ K ]キーで時間を止めたり再開したり [ J
]キーで時間を戻したりしましょう。
月食の日の様子を動画にしたらこういう感じになります。
VIDEO
日食の場合は 対象を”太陽”に変えるだけであとは同じです。
★☆番外編☆★ Vine Linux 5 における[Stellarium] のインストール
1. [ cmake ]を使いますので、[Synapticパッケージマネージャ]を使ってあらかじめ [ cmake
]をインストールしておいてください 2. http://www.stellarium.org/ から [for
Linux(source)] をダウンロードします。 stellarium-0.10.6.1.tar.gz (Ver
0.10.6.1の場合) 3. 解凍します $ tar zxvf
stellarium-0.10.6.1.tar.gz [Return] 4. [stellarium-0.10.6.1]
というディレクトリが出来るのでそこに移動します $ cd
stellarium-0.10.6.1 5.Build用のディレクトリを作成します $ mkdir -p
builds/unix 6.そのディレクトリへ移動します $ cd builds/unix 7. [ cmake
]を実行します $ cmake ../.. 8. make を実行します $ make
(10分ぐらい) 9. ルートにチェンジします $ su パスワード:********
10. make install します # make install 11.
インストール完了しました 〃⌒ー⌒〃ゞ
12. 端末から起動します(適宜ランチャを作成してください) $ stellarium 起動しさえすれば、Windows版と動作は同じです 補記:ubuntu Linuxであればパッケージ化されているので [Synapticパッケージマネージャ]で[stellarium]を選べばインストールされます。 ランチャーは[アプリケーション]→[教育・教養]→[Stellarium] と楽ちんです。 ただ、ubuntu はWindowsから引越してきた人には良いのですが、Unixを 触ってきた人からみると、ちょっと気持ち悪いんですね。特にルート権限が 別になっていないところが・・・