★ 最近の天文現象 2021年冬
四分儀(しぶんぎ)というものを実際に目にしたことのある方は少ないと思います。これは星の位置(高度)を正確に測定するために用いられる測定装置です。天文観測ではもちろんのこと海を行く航海では時計とともに船の位置を知るために用いられる必須な装置です。
この四分儀を由来とした星座として、かつて北天にしぶんぎ座がありました。 現在の88星座ではりゅう座やうしかい座あたりとされています。
さて、三大流星群のひとつであるしぶんぎ座流星群が今年は1月3日23時に極大を迎えます。この流星群は活発に活動するのが数時間と短く、極大が昼間にあたるか夜に当たるかでその様相が変わります。今年は23時とあたりの年となります。要注意です。注目です。
暖かく観測できる準備をして是非ご覧になってください。
とは言っても 下の図にあるように23時ではしぶんぎ座流星群の放射点は地平線から顔を出したばかり。見頃はもう少し放射点が上がった頃、日付が変わってきてからになるでしょう。

THE SKY6 Stellariumにて作成
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