2016年 6月例会報告

  

 

【 概要 】

 日 時 : 2016年6月12日(日)
 会 場 : 銀河の里キゴ山ふれあい研修センター 天文学習棟
 出席者 : 13名

【例会内容】

☆第一回スターウォッチング:河合

親子でスターウォッチングが行われ、皆さんに多大なご協力を得ました。ありがとうございます。
星見の日でもあり天気にも恵まれ話題の火星を中心にお客様に楽しんでもらえました。

☆拡大撮影について:長

MLで色々と話がありましたR200SS拡大撮影短焦点望遠鏡での拡大撮影について解説いたします。
星見の日に実測したことはMLに記載した通りです。拡大撮影の問題点と何故そうなるのかについてお話ししました。

☆カメリア夏の観望会(代紹介:長)

カメリアの夏の観望会に日がきまりました。8月3日(水)です。
平日ですが皆さんの参加協力をお願い致します。細かい要項については、前回と同じです。

☆ボランティア保険:中嶋(代紹介:長)

MLで中嶋会長より報告されましたボランティア保険についてですが、観望会等の会が認めた活動に関して適応される保険です。観望会等に参加される方は遠慮なく入って下さい。費用は会の方でまかなっています。パンフを持って来ていますのでご入り用の方はどうぞ。

☆春の星座(part2):越野

この一ヶ月は撮影の機会が少なかったため、おなじみの春の星座(北斗七星、しし座、からす座 etc.)を中心にソフトン・フィルタを使用して撮りました…フィルタの効果で星座がくっきりと写っており、満足しております。そして、いくつかの二重星(ミザール、レグルス、コル・カロリ etc.)も拡大して撮ることができました。6月3日には会員有志の方の応援(指導)の下で”中接近”した火星の拡大撮影(130倍&320倍)に挑戦し、”何とか”絵にすることができました。…お世話になりました。そして、今回の画像と2年前の小接近時の画像の大きさを比較し、「天体の不思議」に感動しました。…2年後の大接近時との比較が楽しみです…同様に土星にも挑戦しましたが…ギブ・アップです…またの機会に!!

☆パンスターズ彗星とらせん状星雲の接近:西条

奈良の実家で撮ってきました。この日は庭で天の川が見えるくらいいい空で絶好の撮影日よりでした。ただ、昼まで雨が降っていたので湿度は高かったです。ちょうど開けた場所から彗星が上がって来て、3時過ぎには運よく流星が構図内に入りました。彗星をメインで狙ったはずが流星の存在感がすごい一枚になりました。370mmの望遠で流星を撮ったのは初めてだったので色のグラデーションに感動しました。

☆惑星撮像:岩瀬

木星、火星、土星の3惑星が見頃で、動画フレームをキャプチャする方法で撮像しています。
特に5/18は非常にシーイングが良く、驚くほど綺麗な画像を得ることができました。
火星は地上の濃淡が鮮明に写し出され、土星はカッシニーの隙間だけでなく本体の縞々が何本も詳細に見え、まるでボイジャーから見たような画像に感動しました。
しかし、その後は、5/18を越えるものはありません。シーイングが良くないことの他、ピントが甘い、撮影時の設定が良くない、画像処理の技術が未熟など、課題は山積みです。

☆立ち上がる夏の天の川:岩瀬

南東から昇る夏の天の川のタイムラプス動画に静止画の天の川画像を組み合わせ、音楽付きのスライドショーをご紹介。最後は垂直に立ち上がった天の川で締めです。
静止画がサブリミナル効果のように、見た人は星が見たくなる感情が大きくなることでしょう。

☆川北天体観望会:日尾

今年も依頼が入り8月10日(土)に決定しました。昨年同様にご協力お願い致します。

☆新庄2丁目「夏の星空観望会」開催について:河合

新庄2丁目町内の恒例になりました「夏の星空観望会」ですが、本年も子供会役員様から観望会を開催してほしいと要望がありました。8月お盆前には、1丁目・2丁目合同の盆踊り大会が開催されますが、日程がまだ決まりません。一応、観望会の日程は、8月1日(月)に開催し、天候が悪ければ予備日として一週間後の8月8日(月)に順延ということで子供会の役員様に打診して有ります。開催日が決まりましたら又、お知らせ致します。その時は、お忙しいでしょうが、ご協力お願い致します。

☆第57回流星会議へどうぞ:塩谷

今年は富山で開催されます。8月6〜7日に富山県民共生センター サンフォルテにて予定しています。スケジュールは未だ決まっていません。
http://kanaboshi.com/57th_meteor_meeting.html

☆天体写真撮影講習会を開催します:米林

以前より金沢工大天文部写真班の指導とお世話を数年前からしております。
今年の天文部は新しい試みとして写真部とのコラボを行っております。
デジカメの普及と高性能化により星景写真が身近になってきましたが星景写真にしても天体写真にしても基本を理解した上での撮影が望まれますので天文部・写真部の枠を超えて広く知識の習得のために天体写真撮影講習会を行うこととなりました。

日時:7月16日(土) 9:00〜18:00

長丁場になりますので途中参加・途中退席でも結構です

場所:カメリア201研修室(カメリアのHPに掲載されています)
備考:会場費の負担をお願いします(会場費\4,500を頭割りします)
   カメラ、三脚、パソコン等 必要と思われるものは各自持参ください

天文部・写真部の参加人数と会場の定員の関係から若干ではありますが参加枠が出来ましたので金沢星の会からの参加者があればと例会で案内いたしまして、数名の方から参加表明をいただきました。
これで天体写真に取り組む人が増えれば非常にうれしいですね。星の会に入ってくれれば、もっとうれしいんですけど(笑)

☆月面X:河合

本日20:30頃 次回は8月10日

----- 6/20 追加 ↓

☆惑星の撮影方法の撮影条件:牧野

私の現在の撮影は

望遠鏡 18cm反射ドール・カーカム μ-180 f.l.2160mm
アイピース  7.5mm
カメラ  Panasonic LX5  f=19.2mm   ISO 400

合成f.l.= 5530mm  (=288*19.2)   F 30.7
撮影方式 コリメート撮影

火星 1/30sec.  114枚中79枚stack
土星 1/4sec.  96枚中59枚stack

RegiStax6でstack, wavelet処理しGIMP2でコントラスト調整します。
もっと枚数を多くするとstackの効果が出るということだったので、今後試してみたいと思います。


★次回の例会

 7月 10日(日)13時〜
  キゴ山ふれあい研修センター・天文学習棟にて

 


 

2016.6.14 / 6.20


先月

 

来月