2014年 4月例会報告 |
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【 概要 】 日 時 :2014年4月13日(日) この週末は天候に恵まれ金沢では桜が満開となりました。 【例会内容】☆野々市市カメリア観望会(5/31 19:30〜) 松田 今年も春の星空観望会を開催することになりました。 日時: 5月31日(土) 19:30 〜 21:00 (月齢3.7) 場所: あらみや公園 開催にあたっての注意事項などは特に以前から変更はありません。 共有アルバムに 『 【カメリア】季節の星空観望会(共通事項) 』 というPDFファイルをアップしてありますので未見の方はご一読ください。 (注: 一般の方へオープンにしていない文書ですので鍵付きエリアに掲示しています。 ですので、各自のIDにてログイン後に上記リンクを再度クリックして 文書にアクセスしてください) 搬入において設置場所に近い駐車場の利用が可能です。が、設置が終わりましたら可及的すみかに大駐車場へ車の移動をお願いいたします。 協力していただける機材・人員に関しましては開催日が近づきましたらMLにて募集をかけたいと思いますのでご協力のほどよろしくお願いいたします。 ☆隕石ニアミス?:長 MLで紹介した動画です。 映像の出所は、大きく分けて2つあります。取材したNRK(ノルウェイ放送協会)によるものと本人(もしくは仲間)がアップしたと思われるものです。 画質は、取材した放送局の方が良いです。 ヘルメットにスポーツカメラを取り付け、高度3700mからダイビングしています。詳しくは次のところで検証紹介されています。 NORSK METEORNETTVERK 「Fallskjermhopper filmer fallende meteoritt」 ☆キゴ山35cmシュミカセプロジェクト:長 キゴ山天体観察センターには、観察ドームに20cmクーデ式屈折望遠鏡があります。 実は、それより口径の大きな35cm望遠鏡が随分前からライオンズクラブより寄付されて存在しています。 納入されて直ぐの頃に使用したことがありますが、大きくて持ち出すのも大変だったという記憶があります。 その後、どのような経緯かは存じませんがいつのまにかドーリーに載せられるように変わっていました。 しかし、この改造では望遠鏡がゴムローラーで地面に接地しているため、安定性が無く、GPSによるオートセッティングにもかかわらず、恒星が見え始めるまで校正が出来ないものでした。 セッティングに時間が掛かりすぎます(し、使用している間に動いてセッティングが狂います)ので次第に使われなくなり、かつ、移動による振動などで光軸が狂い、更に電源回路の故障、GPS受信環境の悪化と重なり使用できる状態ではなくなっていました。 池端館長さんから、『良い機材が使用されずに眠っているのは勿体ないので修理できないかと某望遠鏡販売店に見積もりを依頼したところ大変高額な返答がきて 困っている。なにかいい案はないだろうか』と昨年秋に相談を受けていましたが、本業が忙しくなかなか返事が出来ませんでした。 この春になりようやく 私と樋口さん、加藤さんの3人のプロジェクトとして このMeade LX200GPSを赤道儀化改造して観察デッキに据え置きするプランを提出しました。 モータと制御回路、および自動導入プログラムの製作には夏頃までかかります。出来上がった時点で入れ替えることになります。マウントピラーは樋口さんの会 社で製作、コンクリートベースを3月に打ち、4月に入って二日続いて晴れる機会がありましたのでなんとか南北線を引くことが出来、ようやく設置できまし た。 現時点でマニュアルでの使用は可能です。 ※その後、屋上に上がり現物を見学。 ☆シニア宇宙塾:池端 JAXAとの協定締結を機に「キッズ宇宙塾」「ジュニア宇宙塾」「キゴ山宇宙塾」から続く段階として、大人も学べ楽しめる講座として、「シニア宇宙塾」を実施することになりました。 日時は毎週金曜日に開催する「金曜日は星見の日」(5月〜10月)イベントと合わせ、月一開催とします。 募集人数は30名とし、年に6回、5/16、6/20、7/18、8/22、9/19、10/17です。 ※これに関して、星の会で講師を募りテーマを分けて行うことになりました。MLにて、内容や担当講師を決めていきたいと思います。(中嶋) 星の会への委託には、この「星見の日」の指導補助、解説、質問に対する回答、別企画の「親子でスターウォッチング」「キゴ山星まつり」「望遠鏡の点検整 備」「キゴ山山頂での天体観察指導補助」「天体観察のアドバイス」「天体写真等の情報提供」「天体現象の情報提供」など、盛り沢山の案があります(長)。 ☆月面X:福久 自 宅の観測所には30cm赤道儀を設置していますが、自動導入に使っていたノートPCがダメになってしまいました。そこでテルラドファインダーを取り付けた ところ具合よく簡単に導入できるようになりました。全て自動から始めたのですが、こんなに簡単に入るとは思いませんでした。 日頃は月を観察しているのですが、先日おこったクレーターの境目にX状に見える現象を撮影しました。話題になっていたもので、3時間ほどしか見えない現象です。その時刻を逃すとどこがXに見えたのかも判らなくなります。 ※上弦で見られるが、何故下弦で見えないのか?の質問に対して、Xは影で見えるもので、クレーターの峰の高さが異なるので、反対からの日射では、影の出来方が異なり見えない。 ☆白山某所の状況とキゴ山:新田 白山某所の現在の状況を紹介します。手取川ダムに差し掛かる最初のトンネルの手前で崖崩れがあり、現在修復工事をしています。夜間通行止めになっています。 また、いつもの観測場所へ登り始めY字の分岐のところで「工事中」の札が掛けられ、鎖が張られてそれ以上は進むことが出来ませんでした。この工事がいつまで続くかは分かりませんでした。 右のクロスカントリー競技場施設駐車場は残雪も無く利用できます。 ※国道157号の夜間通行止めは4月14日に解除されました。但し、引き続き崖崩れの恐れがあるため雨量による規制が行われます。 ☆☆徒然なるままに写真撮影とオートガイダーなど:岩瀬 ○2014/1/31 白山麓 白峰の総湯で体を清めてから入山。今回は1時間超え(3分x数十枚) 露出での撮影を目指した。 天候は澄み切った快晴。が、さすがに寒い。その成果を紹介。対象は、M31/M45/M78/M81M82/バラなど。 M45はDSSでも画像処理。素早く処理でき、雲の細かい様子が描写でた。 ○2014/4/8 金沢(家の前) 少し前に光害カットフィルター(IDAS LPS-D1)を購入。ファーストトライ。 おとめ座銀河団を撮影。30秒x60枚(30分)。構図はズレたが、マルカリアンの鎖の一部を収めた。予想以上に写っている。家の前では3等星がやっと かっと見える状況の中で、これだけ写るのはフィルターの効果か?! しかし、フィルターなしで撮っていないので比べられず。 ○オートガイダー 4月の消費税UPまえに、ポチッ! ASI120MM (モノクロCCD)とガイド鏡を購入。ASI120MMのメインは、オートガイド目的だが(近い)将来的には惑星にもと思惑。 まずは、高橋の古〜い赤道儀 EM200USD2 のコネクタの口が合うようにコードが必要。1万円払えば手に入るが、コードごときに大金使う気がないので自作。PS/2の延長コード買ってきて、ピン配置 見て、半田ごで、ビニールテープをぐるぐるで完成(この前に汎用的にモジューラジャックで接続できるように考え、工作するも細かすぎて挫折)。 その後、PHDGuidingでテストを行ったが、続々、トラブル発生。 ・画面に星が写らない ⇒ ピントが合っていなかった。 ・露出調整どうするんだ? ⇒ GammaやGainをいじくるが適正がわからない。 ・キャリブレーションがエラー/挙動がおかしい ⇒??? ということで、まだ動いておらず、今後も続く&助け求む。 ○上海ネタ(おまけ) ・通常でもスモッグはすごく、お空はくもくも。 ・コンビニで、日清どん兵衛が38.7元(=約700円)。日本輸入品はとても高い。 ちなみに中国製UFOは6元(=約100円)です。 ・Canon EOS 60Dが、6700元(=約11万円)。日本に比べて物価は安いが、電化製品は高い。 ・スーパーでは生きた牛蛙が売られている。500g 500円くらい。 見た目グロテスクだが、料理するととてもおいしい。 やはり、暗い場所がいいなぁ、と恋しい今日このごろ。 ☆満天星合宿:中嶋 5月4日(日)コテージを予約しました。 MLで流していますので、参加をお願いします。 ☆COSMOS:中嶋 COSMOSを発行しますので、原稿を募集します。 7月発行を予定していますので、6月の例会までにお願いできたらうれしいです。 ★次回の例会 5月11日(日)13時〜
2014.4.16
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