☆満天星合宿:中嶋
11月6/7日 石川県柳田星の観察館「満天星」さんにて行いました。
金沢工業大学天文部からも大勢の参加があり、晴天の中賑やかに行いました。
合宿に参加されました皆様、お疲れ様でした。この季節の中では晴れた方なので、
各自撮影などで満足されたことと思います。
早い雲の流れや霞の発生、それに露に悩まされましたが一晩中頑張っておられた人もおられました。
又、遠くから参加されました人も居られご苦労様でした。
コテージは三棟を使いました。他のコテージも利用されていて観望会では、
お客さんへの説明にメンバーも協力しました。
話題のハートレー彗星も街中では見られないハッキリした姿を拝むことができました。
☆満天星での木星:長
合宿のなか 「満天星」さんの60cm反射望遠鏡を占有して撮影に挑みましたが、
未だに思うような結果(処理)は出来ていません。
カメラではそれなりに満足できる画像なのですが、パソコンで処理をしても
それほどでもないのです。
撮影を開始するまで観望会が開かれていましたので、ゆっくりとした気流があり、
木星画像が歪んでいるものが多かったです。
また、気流が安定してきたころには水蒸気が多くなり、「満天星」さんの
ドーム周辺に霞が発生していました。
その分、画像が不鮮明になったのもあります。
仕事が忙しいので、来月4日以降に処理を行いたいと思います。
☆古い3写真:長
野々市町のカメリア祭りで行った写真展のために作品を探してたところ
昔、京都府亀岡市に住んでいたころの記念写真が出てきました。
20cmニュートン式反射望遠鏡に佇む惑星観測者の安藤氏とそのとき
国際光器から借用していた32cmニュートン式反射望遠鏡と私です。
その場所に太陽観測台を作っているので、それを作る前になります。
かなり古い写真です。
花山天文台での記念写真も見つけました。
浅田さんのエスコートで久保田先生のところへ行った写真です。
小池田、長谷川、恵美子、私が並んでで写っています(敬称略)。
これはもう随分ネガが痛んでます。
生駒山宇宙科学館に展示されていた古い望遠鏡の写真です。
これは生駒山上遊園地へ遊びに行ったときのもので、科学館に展示
されていたものを撮影しました。
元々は京都大学生駒山観測所に設置されていた望遠鏡です。
当時日本最大の口径60cmです(例会では記憶間違いしてました)。
メーカーは英国ホプキンス製です。
余談ですが飛騨に移動させた60cm鏡とは別物です。
生駒山観測所はその後火災に逢い、太陽観測所も昭和47年に閉鎖され
ています。
http://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/1957/pdf/195711.pdf
現在では、生駒山上遊園地も生駒宇宙科学館も閉鎖されています。
科学館は、1968年に吉阪隆正の設計です。
☆最近の成果:加藤
みんなが満天星で合宿しているあいだに、ハートレー2彗星を自宅の50cm反射望遠鏡で
撮影しました。動きが速いのでコンポジットしたものより1枚絵のほうが見やすいです。
例会にくる直前にムービー加工してみました。こうすると彗星のコマが良くわかります。
地球に接近していましたので動きがとても早いです。
(例会のあとYouTubeに投稿したようです。加藤さんのブログから見ることができます。
http://blogs.yahoo.co.jp/equatorial_platform/archive/2010/11/15 )
IC434やM42、M33なども数多く撮影してます。
LPS-V3フィルター使用の3分露出ですが、M42など中心部が露出オーバーになってしまいます。
中心部は数秒露出の別撮りを重ねたほうがいいかもしれません。
天王星、木星も撮影しましたが気流が悪いことと露出オーバーになりうまく撮影できていません。
まぁ、天王星の色は再現できたと思います。
※あの話題の尖閣諸島ムービーも持って来られたので、皆で鑑賞(干渉)しました。(*T^T)
☆ここ一ヶ月の成果:河合
満天星合宿で撮影したものと自宅前で撮影したものを紹介します。
M31をはじめM45、M42、IC434、Pr.hxです。
今回は先日買ったProminar500mmF5.6
EOS600で撮影しました。
http://www.kowa-prominar.ne.jp/pro/lens/index.htm
http://www.kowa-prominar.ne.jp/news/tp_556.htm
ちょっと高いのですが満足できる写りです。
接眼レンズを取り付けるスリーブのアダプターを紙パイプで作ってみました。
実にピッタリ出来て天体を入れるのも楽になりました。
レンズ口径が大きいので解像度も高いです。
フォーカスは二段になっていて手前が粗動、奥が微動になっています。
プリント作品は仕上げが不十分なのですが、屈折画像の魅力が
発揮しています。
☆10/16カメリア祭り:松田(長代行)
HPの通り大成功に終わりました。ありがとうございました。
☆新しいリモコンレリーズ:中嶋
電子レリーズ、タイマーリモートコントローラーCANON
EOS用TM‐Aを買っちゃいました。
ハッキリ言って使いやすいです。
普通単三電池が使えるのも魅力です。
http://buzz.goo.ne.jp/item/cid/4/pcid/111877143/
http://mojic.blog41.fc2.com/blog-entry-114.html
今までのようにジャックを改造する必要がありませんので直ぐに使え、
機能もはるかにアップしていますのでお奨めです。
☆満天星成果と変な画像:中嶋
露と薄雲の通過で、なかなか満足する写真が撮れませんでしたがそれなりの成果が出ました。
その中で、M42の南部に人工衛星にしては、随分遅く、数枚の画像に線状に写っているものがありました。
たぶん静止衛星と思われます。
露でうまいことソフトイメージになった写真もありました。
☆木星の暗柱:山川(解説は長さん)
月惑星研究会のホームページで紹介されている木星に発生した暗柱です。
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/kk10/j101110z.htm
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/kk10/j101110r.htm
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/kk10/j101111z.htm
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/kk10/j101111r.htm
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/kk10/j101112z.htm
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/kk10/j101112r.htm
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/kk10/j101113z.htm
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/kk10/j101114z.htm
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/kk10/j101114r.htm
暗柱が発生して擾乱が、、、と、言う情報が流れるとやたら暗柱を強調した
画像が増えているのが判ります。
ご存知の通り、木星には明るい帯(ベルト)と暗い縞(ゾーン)があります。
基本的にベルトは大気上空、ゾーンは大気の下方が見えていると思って下さい。
暗柱は大気の底の方が見えているところです。
複雑に入り乱れていますので、一概には言えませんが、地球上で起こっている
気圧変化と同じく温度とともに上昇気流や下降気流が発生していると思われます。
ですから地球にびっしりと雲に覆われれば同じような光景が見られる事になります。
前回はここから1ヶ月ほどで縞が復活しましたが今回はどうでしょうか。
メカニズムが分っていませんので気になるところです。
参考になるHP
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/jupiter/jupiter01.html
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/publications/TGA/images/2005-04-Name.jpg
☆12/21皆既月食
12月21日(火)夕方に皆既月食があります。
月の出とほぼ同時に皆既に入り午後7時ぐらいには全て終ってしまいます。
☆ いしかわ子供交流センタープラネタリウムでの特別投影:中嶋
11月23日勤労感謝の日に
葛飾区郷土と天文の博物館の新井達之さんによる
プラネタリウム特別投影があります。
いしかわ子供交流センタープラネタリウムのURLはここ
http://www.spacelan.ne.jp/~kodomo/planet/guide/guide%20.htm#tokubetu
なんと 観覧料無料です
☆星の会新年会
1/8(土)を予定していします。 場所等は未定です。
☆工大天文部の活動:山本
今回、時間の都合があわず工大天文部からの出席はありませんでしたが、事前にメールにて
報告をいただきました。ありがとうございます。
・10月23、24日:工大祭
4年生の井掘さんを中心に製作したリスフィルムを使用した2万個の星によるプラネタリウムの上映を行いました。
2日間で約300名のお客さまが来場し、大変にぎわいました。
僕(山本)の製作した星空ガイドブックも150部ぐらい配布しました。
・11月6日:扇台公民館にて「うちゅうかがく教室」を開催
「大気を体で感じてみよう」というテーマで科学実験を行いました。
当日は約20名の子供たちが参加し、とても楽しそうに実験していました。
実験が終わった後は、「星座パズル」や「今夜の星空」の解説等も行いました。
・11月6日:満天星合宿
天文部から私を含めて10名の部員が参加しました。
今回参加した部員は、普段見られない星や、満天星の60cm反射望遠鏡で見る迫力ある木星の姿に
とても感動している様子でした。
天体に関する興味関心がさらに深まったのか、後日自主的に部の望遠鏡を使って天体観察をしている部員が
何人か見受けられ、僕としては非常にうれしいかぎりです。
合宿の際、車に同乗させて頂いた 中嶋さん、長さん、大川さんありがとうございました。
・今後の活動;
来年の2月に企画されている「うちゅうかがく教室」までは目立った課外活動がないので、
部の活動自体はしばらくオフシーズンになると思います。
ですが、部室の引っ越しが来年1月初旬に控えているので 荷物の整理や、引越の作業にしばらくおわれそうです。
★今後の例会場と開催日
12月はキゴ山の天体観察センター、1〜3月は法島町の子ども交流センターで行います
来月はまだ大丈夫だと思いますが、降雪があった場合など無理をしないようお願いします。
12/12(日)13:00〜 キゴ山天体観察センター
1/09(日)13:00〜 いしかわ子ども交流センター(法島町)
2/13(日)13:00〜 いしかわ子ども交流センター(法島町)
3/13(日)13:00〜 いしかわ子ども交流センター(法島町)
☆12月の遠征撮影会:中嶋
満天星での合宿では機材に露が付いてしまい 早々に引きあげてしまわざる負えなくなり
ちょっと消化不良になりました。
ということで、天候しだいですが 12月に遠征撮影会を強行したいと思います。