【 概要 】
日 時:2011年07月10日(日)13時〜16時 会 場:キゴ山天体観察センター 出席者:19名
例会の始めに、会誌:Cosmos の折込作業を行いました。 沢山の会員が集まりましたので、意外に早く終えることが出来ました。 協力していただいた皆様に感謝です!!
【定例会内容】
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★ 土星、月、木星 : 長・河合
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- 長
- 季節柄天候も悪く、気流も安定しません。そんな中で記録撮影をしました。 夕暮れ時には、既に土星は我が家の屋根に掛かろうとしています。 そんな中ですが2日だけ撮影することが出来ました。 とりあえず準備して望遠鏡を向けますが、カメラに土星をとらえるのが精一杯です。 屋根から立ち上る熱気もあり動画をRegiStaxしても結果は良くありませんでした。
月面は、Eos
Kiss
X2にて撮影しました。 新調した25cmシュミカセ直焦点での試写像です。 大変細かく早い気流の中での撮影でしたが、なんとか画になりました。 もう一枚は、松田さんに渡る予定の8cm屈折(Vixen
カスタム80M)にて試写したものです。 これも数枚をRegiStaxしています。
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- 河合
- あまり良い日がなかったのですが、少しでも機会があれば望遠鏡を向けています。 土星はあいかわらず一発撮影です。一眼デジカメですので、シャッタースピードを早くするために 画像の引き伸ばしを極力控えています。フル画面では大変小さく写っています。 それでも10cmのフローライトで撮影するとコントラストがついて土星の表面模様が捕らえられました。 木星は朝方ですが、前の日に準備して撮影しています。 3時頃をまわると高度が45度ぐらいになるので、撮影し易いのですがシーイングが悪くて充分な作品に なりません。攪乱が起こる前の昨年の画像と比べるとずいぶんベルトが復活したのがわかります。 月は口径の威力では負けますが10cmでは素直な画像が得られます。
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☆イリジウムとISS : 中嶋
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先ずは、おなじみのISSの撮影です。予想時刻と経路に合わせて構図を決めたのですが、 想定していたところで影に入らず、あわてて二度目の撮影を行いました。2分と1分の合成で表現しました。 露出時間は、実際に星を写しながら適正時間を決めます。何度もテスト撮影を行ってからその露出時間に合わせた構図にします。
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さて本題のイリジウム衛星ですが、フレアと呼んでいる突然明るく輝くことがあります。 http://www.jinkou-eisei.jp/iridium.html http://fas.kaicho.net/kaihatsu/iridium.htm
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予報によるフレアは正確です。それに合わせて7月6日にこと座の北を通過したときに写しました。 予報通り−6等星に輝きました。そして7月4日には−8等星で01時過ぎにかんむり座の南を通過しました。 写真では火球に間違えそうです。
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これだけ輝くと明るさの加減が難しいです。 背景がつぶれないようにテスト撮影して露出を決めます。 カメラの撮影広さが経路を捉えるのに大切です。しかし、実際の撮影では1分でかぶるので、シャッターを押すタイミングも予測することになります。
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※フレアのスペクトルから大気のスペクトルを引き算すると電池パネルの吸収線がわかるかも
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★富山県での晴天率 : 溝口
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過去20年間の気象データを元に 富山市の夜9時における晴天率を調べました。 現在私は教育センターにおりますが、小学校の先生に夜間の天体観察や指導をしてもらうときに いつ行うと天気がよく、星が見えやすいかを決めるときに使ってもらいたいと思っています。 お配りしたものは本年度のカレンダーですが、これは富山県の教育センター・デジタル理科室の ホームページに掲載しています。 これには、雲量も月齢による星数が少ない時期も明記しています。 観望会や観測に出かける目安にも使えます。それ以外の使用用途が今後見出せるかも、、。
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■ 観望会
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☆三方岩岳星空観察会 : 長 (7月30日 予備日8月6日)
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毎年恒例に行っている観察会です。深夜に出発し
30日朝のの御来光を見る!ことが主目的ですが、 三方岩駐車場で星空観察会を併設します。複数の主催で企画運営されています。 深夜2:45にお客様を乗せたバスが三方岩駐車場に到着して観察会は始りますが、我々はセッティング のためこれより早く先行して駐車場に向います。深夜に白山スーパ林道を走ることになりますので 危険があります。また、駐車場は非常に暗く、熊が出現する危険性もあります。
参加者に対して解説者が多すぎても良くありませんので、メンバーは一応6名前後と考えています。 お客様は多いときにはバス2台・160名、少ないときはバス1台・70名程度ですが、実際に何名程度に なるかという情報は直前にならないと入ってきません。 御来光がメインでもありますので、登山開始の3:15までが観察会の時間です。 1,450mの標高ですので薄明も早いです。山谷風が起こりますので望遠鏡を保護する防水シートなども 準備しておかねばなりません。気温も下がります。 熊に遭遇したときは、何があろうと車外に出ないことも条件になっています。
メンバーの募集については今後MLにて行います。
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☆カメリア観望会 : 松田
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・8月6日(土) 19:30〜21:00 夏の星空観望会 ・9月3日(土) 18:30〜21:00 カメリア祭り・星空観望会
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今回も参加協力していただける方の名簿を作成しますので、お配りした用紙に所属・氏名・機材の 記入をお願い致します。(二回分が廻されました) 共有アルバムに「一般公開観望会の心得」をアップしました。目を通しておいてください。 次の観望会向けに解説を書いています。これも出来上りましたらアップします。 未だ検討段階ですが、観望会もまんねりを防ぐためにいろいろ思案しています。 明るい時間帯に望遠鏡製作体験会を開き、夕方からの観望会で実際にその望遠鏡で星空を覗いて もらうようなことも考えています。もちろん製作には参加費を取る別口の枠になります。 これの問題は架台です。簡単でしっかりしていて、持ち帰れるアイディアが必要になります。
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☆砺波市立庄東小学校の観望会 : 示野 ※例会不参加でした
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9月10日(土)に予定しています。 2年連続のPTA会長任期も無事終りましたが、今年のPTA会長から是非にと頼まれてしまいました。 観望会終了後は例年どおり示野邸でお楽しみBBQを行いましょう。 土星もギリギリみられますので、説明より先に観望会を開催する必要があります。
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★Cosmos出来たよ!! : 中嶋
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苦労話
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尻に火がつくまでやらないのですが、やっと発行に至りました。 枚数が多かったので、途中でトナーが無くなるは、、、いろいろありました。 最後に発行したのは何号だったかと調べていましたら、レイアウトまで終ってあとは印刷するだけ になっていたものを発掘してしまいました。手を入れなおして、今回原稿を募集したものと並行して 作業を行いました。厚みのあるCosmosを2号同時発行となりました。
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誤字脱字、意味不明などあっても気にしないで下さい。
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☆金沢市との企画 : 工大天文部
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JR金沢駅東口広場(堤門のある方)で観望会を開催します。8月13日19:30〜 (22:30頃まで?未定) 金沢市の「協働のまちづくりチャレンジ事業」(学生まちづくり部門)に応募し、プレゼンテーションを 行ったものが採用になったものです。 3回行う予定の最初になります。
プレゼンテーションの様子はYouTubeで見ることが出来ます。恥ずかしいですが・・・ http://www.youtube.com/watch?v=P7nLcQZf1ns 関連 http://www4.city.kanazawa.lg.jp/22050/gakusei/torikumi.html http://www4.city.kanazawa.lg.jp/22050/kyoudou/brainchallenge.html http://www4.city.kanazawa.lg.jp/data/open/cnt/3/14963/1/saitakudanntai.pdf#search=' 協働のまちづくりチャレンジ事業(学生まちづくり部門)'
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星の会の方々にも協力していただければ嬉しいです。 駐車場所に関しては相談していただければ考慮します。
★ その他 : 中嶋
8月12日に ここでキゴ山星まつりがあります。 能登ふるさと博でも幾つか観望会があります。 お客さんで行って、気楽に楽しみましょう。
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★次回の例会
8月14日(日)13:00 銀河の里キゴ山天体観察センター内レクチャールームにて
これは、長さんが書かれた例会報告をベースに ホームページ向けに山川が加工したものです 2011.7.11
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