例会報告 2012年 4月

  

【 概要 】

リニューアル看板
 日 時 :2012年04月08日(日)13時〜16時
 会 場 :キゴ山天体観察センター
 出席者 :15名

 リニューアルされ星の会写真展示も星の会スペースにありました。
 中嶋会長のご尽力に感謝です。


星の会コーナ

◆例会開始前の案内

カレーパンの看板写真☆ 究極のかれいぱん:長

 3月に尼御前SAに立ち寄ったときに、「究極のかれいぱん」
売店にあるのを見つけました。

全長27cm・380円で、かじってから写真を撮ったので、お店の方に
お願いして揚げたてを撮影させてもらいました。
かなりのボリュームがあり、味も良く満足度が高かったです。

 

【定例会内容】

☆現在の太陽:長

どう言う訳か各所のHPが表示されませんでしたが、幾つかのところから画像をチョイスしました。
今日までのX線画像では、コロナホールが南北に繋がりつつあり、極にも暗い領域が見られます。
また、活動領域が中央経度に平行して並びコロナも閉じたループがハッキリと見られるようになっています。
この映像では、本来の太陽に戻ったように見えます。
黒点は少ないですが、粒状斑の隙間には多くのフィルグリーが見られています。
Ca線では、スーパーグラニュールの領域が見られるようになりました。

※コロナホールの映像が現在ではずいぶん変わってしまっています。

宇宙天気予報
http://www.spaceweather.com/
SOHO
http://sohowww.nascom.nasa.gov/

 

☆ハーシェルプリズム:長

完成品を持ってこようと思ったのですが、会社に1.6mmのドリル歯を置いてきてしまい完成しませんでした。
製作は、ケンコーの12cm屈折を買った付属品にある天頂ミラーを使いました。
中に入っているミラーは、72×52×10の物で、30cmドブソニアンなどに使用されている斜鏡の素材と思われます。
このミラーを5度角に削りプリズムにするのです。
ミラーを保持する治具をこしらえ、飛び出ている部分を平坦になるまで削ります。
ミラーの反射面を保護するためにエアーブラシに使用する低粘着マスキングシートを貼りました。

ハーシェルプリズムの製作治具と研磨風景

 


★太陽フィルターフォルダー:山川

太陽フィルターホルダー 出来るだけ軽くするために桐の集成材(t=9.5mm)とシナベニア(t=4mm)で
作りました。
C8鏡筒に付けるためも考えて位置あわせの溝切を施しています。
構造は前面にφ=64mmの穴を二つ対角に開け、後面にφ=51mm四つ
開けています。
回転してフィルターを眼視用(ND-5)と撮影用(ND-3.8)に濃度を変えられる
ようにしています。
(板厚など例会時に言った数値が間違ってましたので修正しました。)


★スプライト:山川

スプライト映像 4月4日に久しぶりにスプライトが撮影できましたので、紹介します。

データからスプライトが西から東へ移動している様子が判ります。
隠岐の島付近から能登半島沖へと日本海上で発生しています。
これまでの観測データから陸上よりも海上にて発生するのが大半であり
スプライトの発生は海上が適しているものと想像しています。
(陸上では山岳等へ落雷することによりスプライト発生するまでの
エネルギーが貯まりにくいと想像している)

電話線やケーブルTVのラインなどの邪魔な物が写っていますが、こればかりはどうにもなりません。

 


☆太陽の試写:Dr.加藤

例会前に今日の太陽を撮影してきました。
気流が悪く500枚撮影して1枚だけがなんとかなる映像でした。
撮影には、ISO400で1/500秒です。
未だ中央が露出オーバー気味なので、もう少し早いシャッターが切れそうです。

☆均時差:加藤

日食が近づいているので、国立天文台の均時差を見てみました。
http://www.nao.ac.jp/faq/a0107.html
5月では若干プラスになりますので、恒星時運転では、正確に追尾しません。
みなさんモーターの追尾をどうしますか?

※天文台では、専用の太陽追尾装置望遠鏡を使っています。
原理はフォトマルなどを利用して投影像などを視野の中に捕られる方法です。いわゆる待ち伏せ方式
アマチュアでは、こんなのを作っている人も居ます。
http://www.youtube.com/watch?v=WKb-LDeLyx0

参考資料
http://solarwww.mtk.nao.ac.jp/jp/nkr60/chap1.pdf
http://solarwww.mtk.nao.ac.jp/jp/nkr60/chap2.pdf
http://solarwww.mtk.nao.ac.jp/jp/nkr60/chap3.pdf
http://solarwww.mtk.nao.ac.jp/jp/nkr60/chap4.pdf
http://solarwww.mtk.nao.ac.jp/jp/nkr40/nkr04c.html

 

★微速度撮影:米林

MLで報告していますが、金環日食に向けてデジカメで撮影した静止画を動画にするためのノウハウを蓄積するために試行錯誤を繰り返しています。
日食全行程はおおよそ160分でこれを5分程度の映像にしたいと思っています。実際にインターバルタイマーを使用して4800コマ(予定の半分)を撮影し、記録容量やバッテリーの持ちをチェックしました。
静止画を動画に変換するにあたりパソコンのスペックが不足してくろうしています。画像サイズを4分の1に落とすことでなんとか動画に変換しました。
使用するコーディックについても試行錯誤し現在56MBまで縮小して普通に見れるようになりました。
テスト撮影は室内から雲の動きをとらえたものですが、これなら問題なく使えそうです。

心配なのは後半になると明らかにシャッター音が変わってきており、シャッターの耐久性が問題になるかもしれません。

 

☆カメリア観察会:松田

先にMLでお知らせしましたが、絵本の読み聞かせとジャズ演奏とのコラボレーションする形で5月26日(土)に野々市市カメリアで天体観望会を行うことになりました。
参考資料として、過去の絵本の読み聞かせとジャズ演奏のパンフレットを配布いたします。
読み聞かせは、金沢工大の増田教授によるもので、ジャズはアンサンブルです。
未だ詳しい内容を決めていませんので、そのつどMLで紹介したいと思っています。

 


★金沢工業大学天文部:原田

天文部の役員が改新されました。
入学式もあり、新入生の引き入れを始めています。
既に高校でも天文部に属していたと言う有望な新人が入ってきています。
本年度もよろしくお願いいたします。
また、いしかわ子ども交流センターのプラネタリウムが4月28日にリニューアルオープンするにあわせて工大天文部もお手伝いする予定です。詳しいことは後日。

また、星の会満天星合宿にも何人か参加したいと思います。

☆見せびらかし:中嶋

マンフロットの三脚を雲台付きで、仕事で買いました。
それに話題の3Dヘッド雲台も買っちゃいました。
http://www.astroarts.co.jp/hoshinavi/magazine/nikki/pf80ed/manfrotto-j.html

 

★満天星合宿:中嶋

先にMLでアンケートを出しましたが現在、4月21(土)または、28(土)にて合宿を実施したいと考えています。
例年5月連休に合わせて開催してきましたが、今年は4月21日が新月なので連休を外しますがこのあたりが良いかと思っています。
ここで皆様のご意見を聴き、決めたいと思います。

※ 4月21日(土)にする案で決まりました。
 満天星のコテージを2棟仮押さえしていただきました。
 現在、参加者をMLで呼びかけ中です。

 

 

★次回の例会

 5月13日(日)13:00  キゴ山天体観察センターで行います。

 

 

 

これは、長さんが書かれた例会報告をベースに
ホームページ向けに山川が加工したものです
2012.4.9

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