【 概要 】
日 時 :2012年08月12日(日)13時〜16時分 会 場 :キゴ山天体観察センター 出席者
:19名
お盆の帰省や旅行など少人数での例会になるかと思われましたが、見学者もいて賑やかな例会となりました。当日はキゴ山天体観察センターの星まつりでした。
【定例会内容】
★臼田・野辺山パラボラツアー(近岡)
急遽思いつき
7月30日に臼田宇宙空間観測所、野辺山宇宙電波観測所・太陽電波観測所へ行ってきました。 臼田さんは道が狭く行くのが大変ですが、ゲートにたどり着くと急に視界が開けでんと構える64mパラボラアンテナが印象的です。ゲート付近に惑星模型が並んでいるだけで展示物はあまりありません。平日ですし見学者はほとんどいないだろうと思っていましたが、横浜ナンバーなど見学にくる車が多くびっくりしました。 野辺山は2回目ですが見所が多く一日ではまわりきれません。幾たびに発見があって興味深いです。
野辺山宇宙電波観測所(JAXA) http://www.jaxa.jp/about/centers/udsc/index_j.html 野辺山宇宙電波観測所・太陽電波観測所(国立天文台) http://www.nro.nao.ac.jp/
また、今年は野辺山の宇宙電波観測所が30周年、太陽電波観測所が20周年と記念にあたり、今年の特別公開は力の入ったものになるそうです。注目です。
国立天文台野辺山特別公開 http://www.nro.nao.ac.jp/visit/open2012/open2012_top.html
☆三方岩岳御来光&星空観望会(中嶋) http://8936.org/event/night.html
7月29日に三方岩岳で星空観望会を行ってきました。 長・樋口・桶作・日尾・中嶋と金工大天文部からの数名の有志にて行いました。 お客さんはバス2台で登ってこられ90名を超える盛況さでした。 例年、準備をする時間が足りず若干支障のある状態で行ったこともありますが、今年は準備開始を早めて頂き余裕のある状態で行うことができました。 残念なのは、準備中はいい空だったのですが、お客様が来られる頃にはガスがかかり本当にいい空を見せてあげられなかったことがあります。それでも、お客様に喜んでいただけで良かったです。
★カメリア夏の星空観望会(松田) http://camellia.nono1.jp/2012/08/kanboukai-2/
8月
7日(火)あらみや公園にて皆さまのご協力をいただき夏の星空観望会を開くことができました。 夏期間中の週末は花火大会や地域の祭りなどが重なるため平日開催としましたが、子供連れのお母さん方など300名近くの方に来て頂けました。ありがとうございました。 開催中にイリジウムフレアやISS国際宇宙ステーションの通過などがあり、解説も含めてお客様に頂いた感想が非常に好評でした。 今回、「東日本大震災 復興支援
集まれ!星たちキャンペーン」に賛同し多くの方に募金いただきました。 また、星空に親しむ週間「スター・ウィーク」期間中でもあり、キャンペーンに登録して使用できるリーフレットなどを受付で配布しましたがすぐに無くなりました。
★カメリア祭り(松田)
元々はカメリア開設5周年記念行事でしたが市民の皆さんからの反響がよく今年も開催することになりました。今年は9月29日(土)17:00〜21:00に行います。 星空観望会は暗くなってからの18:30〜21:00になります。望遠鏡は東側、丘の部分に設置します。今年は移動販売車はありませんので、庁舎壁面にスクリーン投影することを考えています。 長様から先に提案がありましたが、今回はほぼ満月ですので各望遠鏡にて携帯電話等による月面撮影を行いたいと考えています。スムーズに行えるよう準備をお願いします。 また、去年と同じく室内にて写真展示を考えています。今回は12月に行うJAXAのコズミックカレッジを咬ませた展示にしたいと思っています。詳細は今後MLにて案内することになります。 工大天文部さんには今回も天文クイズなどをお願いします。スライドの作成など準備をお願いします。
☆京都大学飛騨天文台一般公開(山川・中嶋・日尾) http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/education/open2012hida/
8月
4日(土)飛騨天文台の一般公開に行ってきました。申し込みはバラバラだったのですが、どうせならと一緒に見学してきました。星の会で機材を借りて観測するという計画もありますので、その下見を兼ねて見学してきました。先着100名の募集は登録開始後24時間あまりでいっぱいになったようです。 一般公開の少し前になる
7月30日に大規模な落雷があり、自家発電装置など多くの被害が出ました。観望会に合わせ急ぎ復旧させましたが、SMART望遠鏡など未だ復旧していない機材があります。ドームレス望遠鏡では蓋の開閉基盤が焼けたそうです。 各望遠鏡の概要などは天文台のウェッブページをご覧ください。http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/index.html
昼間はよく晴れ
65cm屈折望遠鏡にて金星を観望できましたが、夕方から雨になり夜間の観望は残念ながら出来ませんでした(早い班はまだ土星を見られたのですが・・・)。 65cm屈折望遠鏡は床が上昇・下降することで観測者を望遠鏡接岸位置に運ぶため、一度にドーム床面に載せられるに重量(人数)が限られるのです。
★県立ぐんま天文台(山本@工大) http://www.astron.pref.gunma.jp/
夏休みを利用してぐんま天文台の見学に行ってきました。熊の出現が頻繁しているらしく、至る所に熊に注意する掲示や鐘を置いてありました。ゲートからひたすら上っていくのですが、途中途中、冥王星から始まる惑星模型がその距離の縮尺で置いてあります。 設備は「150cm反射望遠鏡」「65cm反射望遠鏡」「30cmグレゴリアンクーデ太陽望遠鏡」がメインです。 屋外展示として「ジャンタル・マンタル」や「ストーン・サークル」を再現してあります。古代の観測施設として興味深かったです。時間の都合で夜間の観望会には出席できませんでした。
☆スプライト&火球(山川)
MLで報告しましたが、
7月28日に内陸部でのスプライトを観測しました。日本近郊でのスプライトは海上で観測されるものがほとんどで内陸部で観測されるのは非常に珍しいものです。今回はそのスプライトの撮影と共に関東の観測地点からスプライトが発生した時に起こる雷雲の下の現象:稲妻のデータが撮れました。たぶん世界初ではないかと思います。 7月
9日、30日には火球が撮影できました。特に9日のものは齢20の月に負けず劣らずのとても明るいものでした。八ヶ岳上空に現れたものです。
☆ペルセウス座流星群(山川)
ペルセウス座流星群は本日21時が極大予想となっています。昨夜の私の観測データを慌ててまとめてきたのを示します。活発に活動してきています。例年に比べちょっとおとなしい気もしますが・・・。極大は21時ですが観測条件が良くなり多く観測できるのはそれより後、22時を過ぎてからになります。 また、ペルセウス座流星群は極大を過ぎた後の2〜3日のほうが明るい流星が飛びますので、明日以降も注目してください(・・・天気予報は悪いです)
★金星食(山川)
明日(というか明後日というか)は金星食があります。シミュレーションの通り月の明るい側から潜入し暗い側から出てきます。金沢での予報は潜入02時42分-出現03時34分です。金星は半月よりもう少し欠けた形をしています。 次回の夜間におきる金星食は2063年です。多くの方はこれが最後のチャンスです(が、天気が・・・涙)。
☆秋合宿(中嶋)
MLにて秋合宿の参加メンバー募集を行っています。満天星コテージの仮押さえをしていただいていますが、早い時期に使用するコテージの数を確定する必要があります。 9月15/16日、16/17日、10月13/14日にてアンケートをとっています。よろしくお願いします。
★金沢工業大学天文部 定期発表会(山本@工大)
都合により前回の例会でお知らせした日時とは変更になりました。8月26日に夏期発表会を行います。これは工大天文部の現役生・OBを対象とした発表会ですが、金沢星の会の皆さまにもアナウンスします。 来られる場合には、参加人員を把握したいので事前に到着予定の時間などお知らせください。 会場は部外者立ち入りが制限されるエリアになります。当日の入場におきましても着きましたら連絡をお願いします。また、OBの皆さまには発表内容をお知らせ下さい。現在エントリーされているのは長様の1件のみです。
★次回の例会
9月 9日(日)13:00 キゴ山天体観察センターで行います。
文責 山川 2012.08.14
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