【 概要 】
日 時 :2012年11月11日(日)13時〜16時分 会 場 :キゴ山天体観察センター 出席者
:15名
生憎の天候続きで話題の無い中、おまけに曇天の例会でした。 そんな中でも多くの参加者がありました。 会長は風邪気味での出席でした。
【定例会内容】
☆オープニング:長
まったくネタの無い中で楽しんでいただくために持ってきました。 一つは、お笑いタレントの鉄拳が、ネットの中でパラパラ漫画の創作活動している作品です。 鉄拳自身は、お笑いの中に哲学を持っている人物で、彼の独特の感性を表現する手法の一つになったのでしょう。かなりの完成度があり、話題になっています。イギリスのバンドのPV(プロモーション・ビデオ)に正式採用されました。 また、マイケルジャクソンのPVの歌詞のかわりに関西弁の口調を合わせるとピッタリになる例です。 実によく合ってます。 最後のものは、西はりまからの情報で、理系の応援ソングです。 これを見ると(一部は一致しない)現在の便利な世の中を形成しているのは、理系のおかげなんだとハッキリ理解できると思います。有り難味を感じないで生活している一般世間に対してのアピールでもあります。 そう言うことでは、JAXAの広報活動は役立っているかも知れません。
1、鉄拳パラパラマンガ「振り子」 オリジナルバジョン http://www.youtube.com/watch?v=gyq2DsCBXPA 2、明日はピアノの発表会だけどBEAT
IT http://www.youtube.com/watch?v=gclydmWbYvw 3、理系応援ソング、理系のうた http://www.youtube.com/watch?v=7xSsC8ihLp4
おまけ: http://www.youtube.com/watch?v=h23xHdJ7rpo&feature=related http://www.youtube.com/watch?v=O91H7tK7umc&feature=related
会誌COSMOS78号が星ナビに紹介されました。ステッカー、年間購読申込み用紙は日尾さんへ渡しました。 国会図書館にも寄贈してあります。礼状が届いています。
***本題例会***
☆秋合宿/遠征: 石原・中嶋・米林
遠征日→9月15,16日 10月13日
・石原 M33、M31、IC434、M45、その他散光星雲を20cm反射にてオートガイド撮影しました。 星の会のアルバムにアップしていますので、ご覧下さい。 鏡筒がアルミニウムなので、撓みがありガイド鏡が僅かにずれてガイドエラーが多かったのですが、オフキシアスのガイドアダプターを利用してからエラーが少なくなりました。20cmのバックフォーカスは大変短いので、薄手の物を探すの思案しました。 多少のガイドエラーは、補正ソフトを使っています。 また、分解能を得るために焦点距離が長くしていますので、撮影はモザイク合成になります。
PIT http://figomura.ddo.jp/shinyadoraku/software/PIT.html 参考:ピンぼけ・手ぶれレスキュー http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/piccam/digicame/pnbktbrres.html
・中嶋 星の会のアルバムにアップしています。星野撮影は広角を使っていますが、銀河や星雲の撮影には、300または400mmにて行っています。 色は自分の好みで本当の色と言うのはありませんので、色補正には、PhotoShopにてグレーを基準に行っています。 広角でも天の川銀河を撮影すると広範囲をモザイク合成する方がよくわかります。 ステライメージでは微調整するための拡大が出来ませんので、合成にはPhotoShopを使っています。 PhotoShopは周辺の歪みや色を自動的に比較して合成する機能を備えていますので、綺麗に繋がります。 参考:PhotoShopによるパノラマ合成 http://www.strange-stargazers.jp/walker/mosaic/index.shtml
・米林 18cmにてNGC891を撮影した作品は星の会のアルバムにアップしています。 写真にしてはっきりと色がわかる星雲の場合、背景の色と星雲の色をどのようにして仕上げるかは各人の好みによるところが大きいですが、鑑賞写真の場合どちらかと言えば暗い背景の空にちょっと派手目の発色にして仕上げた方が好まれるような気がします。私は背景の色を少し茶色っぽくする方が好きです。 NGC891を撮影すると銀河の手前に恒星が被っているので、天の川銀河の外のものだと言うことがハッキリわかります。 画像の周辺での濃度が異なりを補正してもなかなか思うようになりません。 RAP2(darknoise
eraser)を使ってフラット処理するほがいい様な?と思っています。
フラットもダークも機材が同じ条件でも以前に摂ったデータを保存しても気温や湿度または撮影している機材の温度で異なりますので、毎回データを摂った方が良さそうです。
☆金大天体観察講座後期スタートしました:長
既に3回が終わっています。 先日の小雨まじりの曇天でしたが開講しました。 さすがに学生さんは0でしたが、そんな中でも星の会のメンバーはやってきました。 初めにM42に関する短い動画を4本見ていただき、参加者が突然研究者になったと言うシナリオでスタートです。 さて、研究すると言う事は、、、テーマを見つけて、それをどのようにすれば調べられるのか?調べるためにはどんな装置がひつようなのか?それからどんなデータを得ればようにか?などを発表するシミュレーションでした。
☆10月の流星活動(オリオン・おうし等):山川
TV流星観測の実数を示しました。 通常は空の条件で係数を入れますが、これはTVのままです。 オリオン座流星群極大前ですが19日の晩は400個を超す発生数でした。極大日は透明度が下がり、ガスもかかり多少減少しています。 その後は天候に恵まれず残念。全天にプロットするとオリオン座流星群、おうし座流星群(南/北)の集中がはっきり判ります。 絶対等級で−3等星以上(火球)をプロットするとかなりの数になります。 SonotaCo
Networkが関東から西空長野上空を狙っていることもあり、関西の観測者も長野方面をカバーしています。 最近は2台目、3台目カメラを設置する観測者が増えたのか、太平洋上に現れた流星のプロットデータも増えてきています。 不思議に九州の観測者が少ないと言うか居ないです(大御所がいる筈なんですけど・・・)。
参考:http://sonotaco.com/
皆で沢山の流星ムービーを閲覧しました。
☆この前行ってきた話:樋口
医王山ビジターセンターへ行ってきました。 谷間の様なところでトイレは綺麗でしたが、自動点灯ですので、一度トイレに入ると10分間点灯します。 つまりトイレへ行けば、撮影に10分間影響が出ますので、何人も参加する場合は、一緒に行くようにせねばなりません。 初めて行ったのが満月の日だったので、5分も撮影すると駄目でしたが天頂は良いところです。
富山の天柱石は、一番北のところに平坦な場所がありました。 南の端にはアンテナが立っています。 麓の光はあまり気にならないので広い範囲が望めます。 傾斜のところはピラーでは辛い状態です。 そして意外に北の空も良かったです。 バックグランドが暗いので撮影するには充分な条件だと思います。 西空は金沢の光が若干入ってきます。
☆金沢工業大学天文部の役員交代:沖
工大祭をもって3年生が引退し、これを機に役員の引き継ぎを行いました。 新部長:沖智紀 新副部長:山本航大 新副部長:池内翔 新会計:齊藤翔太
副部長は昨年同様二人体制で、作業が分担され効率が良いので同じ編成でいきます。 これからも宜しくお願い致します。
写真班が増え作品を先日の工大祭で披露しました。 http://www2.kanazawa-it.ac.jp/kitac/pos1.pdf そして工大祭では、なんと天文部のプラネタリウム&写真展示が屋内企画でグランプリをとりました!
新年会は例会の後か先か、どちらがいい?
★次回の例会
12月 09日(日)13:00 キゴ山天体観察センターで行います。
これは、長さんが書かれた例会報告をベースに ホームページ向けに山川が加工したものです 2012.11.14
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