2021年11月 定例会 報告 |
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日 時 : 2021年11月14日(日) 場 所 : キゴ山ふれあい研修センター・こども交流棟研修室 出席者 : − 【例会内容】 ・米林会長の挨拶 11月に入り、「金曜日は星見の日」も終わり、長い冬の期間に入ります。晴れる日は期待できないので愛機のメンテナンスや今まで出来なかった画像処理などを勉強するいい機会でもあります。コロナ感染者数は減少していますがまだまだ安心はできません。感染対策を十分にして気をつけてください。 ・岡本から11/12月の天文現象
すばるとの2ショットもあるよ。 月食は地球の影に月が入るのです 月食中の月からみた地球と太陽 ターコイズフリンジって知ってました?
・活動報告 ◇立岩 7月30日(土) 輪島市門前町皆月湾にて立ち上がる夏の天の川を撮りに行きました。 夏場の海岸は漁火の灯りが強くて難儀しましたが、何とか垂直に立ち上がる天の川を納めることが出来ました。 9月11日(土) 6月にロケハンしていた中能登町の雨ノ宮古墳まで撮影に行きました。 狙いはピラミッドの様な古墳を背景に天の川を撮ることでした。丁度古墳の正面に天の川が位置した構図を狙っていましたが、意外と羽咋あるいは七尾の街灯りが強くて空が明るかったため早々に撤収し輪島へ。 輪島では鵜入地区のゾウゾウ鼻展望台で星空を撮影出来ました。 やはり漁火の灯りが強かったですが何とか工夫して撮りました。 10月2日(土) 何年かぶりで珠洲市の禄剛崎灯台で撮影しました。 「灯台下暗し」的ポイントで灯台を見上げるようにカシオペア座方向の天の川を入れました。 11月6日(土) 西に沈む薄い月と羽咋の妙成寺五重塔とのコラボ撮影に行きました。 シッカリとした計算もせずに、ほとんど当てずっぽだったので月と五重塔が離れ過ぎて失敗画像でした。 その後能登に向かいましたが天気に恵まれず。 11月13日(土) 北國写真展で北國賞を受賞し表彰式に出席しました。 作品は2020年8月22日に撮影した「棚田夏から秋へ」 輪島の千枚田で収穫間近の稲と秋の天の川を撮った作品でした。 ◇大友 セレストロンのED800とVX赤道儀を購入し、惑星と星雲撮影にチャレンジしました。 惑星の撮影は3倍バローレンズにZWO社のASI462をつけて11月8日に撮影しました。 キャプチャーはZWO社のASIStadioを使用し、処理ソフトはステライメージ9を使用しました。 土星ではカッシーニがくっきりと写り、木星も何本かの縞模様が確認できました。 さらに状況のいい空を狙いたいと思います。 星雲では、NGC7293を10月7日に撮影しました。 ED800にX7のレデューサーを付けてF7としCanonKiss9(IR改造)を使用しての撮影でした。 オートガイドが無いので、感度12800で30秒X120の露出で撮影しましたが、やはり露出不足で、満足のいくものではありませんでした。 ◇岩瀬 ・例会のインターネットによる共有(ZOOM) 例会会場と各個人とをオンラインミーティング形式(ZOOM)で繋げ開催しました。 準備したスピーカマイクとビデオカメラで、概ねコミュニケーションが取れており、初めてにしては上々だったのではと思います。会場のネット接続の問題やプロジェクターの画質問題の改善が今後の課題です。一つの新しい形になればと考えています。 ◇干場 11月5,6,7日と連続で晴れたので、いつもの場所に出動しました。 ・11/5日 M33の撮影。画像処理をしていると、前と同じように、画面に白い格子が現れた。原因は不明。 ・11/6日 前日のリベンジのため、M33を撮影中に、空全体に薄雲が広がってきたが、そのまま露出を続けた。ほとんど写っていないファイルは使わずに残りのファイルをコンポジットして画像処理を行った結果、それなりの作品になった。 ・11/7日 M27(あれい状星雲)を改造カメラを使って初挑戦。 M31。改造しないカメラで撮影。まずまずの結果となった。 オリオン座馬頭星雲。M31を撮影したカメラをそのまま使ったのは大失敗。改造カメラを使うべきだった。 ◇加藤 ケフェウス座からカシオペア座にかけてのHα線でのモザイク撮影を行いました。 北極に近いため赤道儀に搭載したカメラでのモザイク撮影では扇型になってしまいます。 天の川銀河の銀河面に沿って直線状にモザイク撮影したかったので、「天の川ウェッジ」なるものを作ってみました。これがあれば銀河を直線状にモザイク撮影できます。 直線状にモザイク撮影した天の川銀河やケフェウス座からカシオペア座にかけての赤い星雲をいくつかご覧いただきました。 ★次回の例会予定
2021.12.5
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