2014年 10月例会報告 |
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【 概 要 】
日 時:2014年10月12日(日) 場 所:キゴ山天体観察センター3Fカルチャールーム 参加者:22名 【 例会内容 】 ☆カメリア祭り:松田(長代行) カメリア祭りにご参加くださった方々にお礼を申し上げます。 予想された天候に反して良い天気に恵まれ無事に終了出来ましたことに嬉しく思っています。 初めて望遠鏡を覗いたと言う方が意外に多く、カメリアで星を見せている企画があることを初めて知ったと言う人も多かったのには驚きました。 今後、広報を少し検討しなければならないと思います。 反省点と要望 ・セッティングが終わった時点で、まだ明るい時刻でも望遠鏡を覗きたいという方がおられてので、その時の対策を考えておいた方が良い。 ・いつもよりは明るかったのかも知れないが、写真展の照明が暗くて見難かった。パネルの上からでなくパネル全体を照明するようにならないか? ・解説が離れていて、盛り上がりに欠けていた。 ☆キゴ山「親子でスターウォッチング」:河合 参加協力していただいた方々には御礼申し上げます。 15家族の参加がありました。各家族に一台の望遠鏡を出し使用していただきました。 日中に行った望遠鏡の組み立てや日が暮れてから行った望遠鏡の使い方の時間でも若干の問題は生じましたが、一番のトラブルは翌日の片付け時に発生してしまいました。 金沢星の会の皆様には組み立てと使い方の時間にお手伝いいただき、深夜の観察は正規の職員2名、後片付けは私を加えた職員3名にて対応しました。 昼間の組立てをする時間に遠くにあるものを対象として参加者にファインダー合わせをして頂きました。明るい時間にファインダー合わせができたことより、夜 になって見たい対象をスムーズに導入できたものと思います。夜間の観望はスムーズに行われ、プレアデス星団やオリオン大星雲、木星などを喜んで見ていただ けたとのことです。 と ころが撤収するために望遠鏡を解体する際に、私が「○○を外してください」と解体する工程を指示しながら行っているのに、指示を無視して勝手にやっている 方々が多数発生してしまいました。挙げ句の果てにアイピースを分解してしまうとか、ファインダーを取付け軸から外してしまう人が発生してしまい、あとから 全数確認してやり直さなければなくなりました。 意見: 星の会から出す指導員を増やして2台にひとりぐらい着けたほうが良いのではないかと言われた方がいましたが、それでは指導員に頼ってしまい考えもせずに作業してしまうので教育になりません。 指導員を増やすのではなく、早く進むグループが余計な作業をしないよう注意を入れ、全員がその作業が終わるまで次の作業を待っていただくようにして、時間が掛かっても一つ一つ順番に終わらせるようにするべきです。全体責任を課して縛ります。 ☆土星食(昼間)あったよ:河合 キゴ山の20cm屈折望遠鏡にて館長さんと一緒に観察しました。自動導入で土星を導入しているのですが、その姿を確認することも出来ませんでした。 空全体にもやのようなガスがありコントラストが悪かったです。出現する頃になって潜入時よりも空の状態が良くなったので期待しましたが、それでも見えませんでした。 意見: コントラストが低いので見えなかったのでしょう。UVなど紫外線カットフィルターを使って青空を暗くするようにすれば見えたと思います。 ☆皆既月食:長、中嶋、日尾、新田、柳瀬、岩瀬、安永、桶作、山川 野々市、河北潟、能登島、宝達山でのそれぞれの写真を含めた状況報告がされました。 写真は星の会のウェブページ(アルバム等)にアップされています。 ☆ジャック彗星等の動画:岩瀬 ジャック彗星を撮影した画像をムービーにしてみました。 こうするとどのように移動したのかが判ります。 ☆画像処理:石原 ステライメージを主体とした私なりの画像処理方法を紹介します。 コンポジットしてからフラット処理を行ったものをTIFFファイルにして残しています。 この画像を使って実演します。因みにコンポジット合成は、DSS(DeepSkyStacker)を使用し、フラット処理はRAP2で行っています。 ステライメージにて、諧調からデジタル現像を行い、進めます。 色々な処理方法がありますが、ウェーブレット処理が星雲にも有効に使えます。 星マスクは、ほどほどにしないと暗い星が消えてしまうので注意が必要です。 ☆満天星合宿:中嶋 10月25日(土)に合宿を行います。 まだまだ空きがありますので、参加を希望される方は、MLで申し込んで下さい。 ベテルギィース、プロキオンのコテージを確保しています。 集合時刻は決めていません。参加される方の都合の良いように集まって下さい。 ただし、写真を撮る予定の人は、早めに気に入った場所を陣取って下さい。 食べたい物を各自で持ち寄るいつものパターンです。 もし、遠出に自信の無い方は、同乗希望をうったえてもらえば、誰かがピックアップして下さいます。 ☆金大天文講座:長 次の火曜日の14日に講座があります。 天候が芳しくないと思いますが座学は必ず行います。 希望があれば、ドームを案内します。 今月は27日にもあります。 ☆本の紹介:市姫 富山大学天文同好会の後輩にあたるイラストレーター由女(ゆめ)氏の『今夜、星を見に行こう』が出版されています。 初心者に判り易い本でもあり紹介します。 本人のBlog「ゆめゆめごこち」 本人のエッセイ「今夜、星を見に行こう」 at マトグッソ 北陸中日新聞ポプレスNo.363「宙ガールと星空を」 ☆Google Earthにnightsky:山川 グーグルアースで、地域の光害の状況が見られます。 これを利用して、観測場所を効率よく探せるかも知れません。 国内はどこも明るくなってしまいましたが、能登北部が国内有数の暗さをほこっています。 南が暗いところでは、樋口さんの奨められているところが良いことが判ります。 GoogleEarth GoogleEarth image overlays for artificial night sky brightness ← ここからKMLファイルを取得 ☆野々市市市民文化祭:河合 11月2〜3日に開催されます。 時間の都合がとれる方は、どうぞお越しください。 ☆館長さん挨拶 いつもご協力ありがとうございます。 先日のイベントもお手伝いいただき大変助かりました。 今後とも宜しくお願い致します。 ☆杉本さん自己紹介 小松市に住んでいます。 皆さんのお話を聴き、私も天体の撮影をやってみたいです。 ☆11月1日工大前夜祭:山本(工大) 今年は、11月に開催されます。 いつもと異なって27号館で、工大天文部の展示があります。 ☆12月の例会はキゴ山でどうでしょうか?:中嶋 例年、積雪による交通事情が悪くなることから冬季にあたる12月〜3月の定例会は法島町にある「いしかわ子ども交流センター」にて行っています。 しかしながら子ども交流センターでは12月の例会日にあたる第2日曜日は館独自のイベントを企画するようになっており、その日の利用が難しくなってきてお ります。 このことから、12月の定例会はキゴ山天体観察センターにて行う方向で考えております。 積雪がありましても医王山のスキー場までの道路は除雪されますので雪道装備であれば問題ないと考えます。 次回の例会までに皆様のご意見を聴きながら判断したいと思います。ご意見を待っています。 ★次回の例会 11/9(日)13時より キゴ山天体観察センター3Fカルチャールーム |
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