2014年 11月例会報告 |
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【 概 要 】
日 時:2014年11月 9日(日) 場 所:キゴ山天体観察センター3階カルチャールーム 参加者:15名 キゴ山から南に逆転層の雲海が見られるような天候の悪い日でしたが、それでも15名の参加がありました。 そして安永さんから連休に遊びに来た友達からのお土産ですと山梨のお菓子が配られました。 【 例会内容 】 ★秋合宿:中嶋 10月25/26日(土/日)に満天星にて秋合宿を行いました。 コテージ2棟、12名の参加でした。 新潟からお越しの小倉さんによる山形風芋煮で軽く宴を催した後、とてもよい空の下に朝まで星空を堪能しました。 ☆大黒点の発生:長 先日来、話題になっていました黒点の紹介です。 現在の太陽活動はピークを過ぎたような感じを受けます。太陽活動の極大は、以前からのデータでは2つのピークが存在しています。そのピークが過ぎた可能性 があるのです。X線観測では、M領域(コロナホール)が極あたりが大きく、太陽子午線に繋がってきています。それに伴い太陽面の表裏がハッキリしてきまし た。 M領域の近くの黒点は発達する傾向があります。また、H型の黒点群やF,E型などはピークが過ぎてから見られる傾向がありますので、ピークを過ぎたと考えられます。 (例会では、数本の黒点群の変化の動画を紹介しました →動画:そのうちの1本 ) ※GOES衛星のホームページにて過去のデータを調べるには次のように検索するとみられます。 ☆M42:処理中の画像:長 仕事の関係で秋の合宿に参加出来ませんでしたので、その日は自宅で一人寂しくM42を撮影していました。 口径25cm F6.3 EOSX5 ISO1600にて直焦点撮影です。ガイド鏡は口径8cmです。 M42は、高ダイナミックレンジが必要ですので、撮影には露出時間の異なるデータをとります。 4、14、30、60、90、120の各秒数の撮影です。手間を省くためにノイズリダクションをしていますが、ディテールを犠牲にしていますので、必ずし も良くありません。今回リダクションしているのは、枚数を多く撮影して後処理するのが面倒だったからです。この撮影ではトラペジウムから星間ガスまで写り ます。ただし、無改造ですのでHαはそれほど写りませんがHβは良く表現できます。 ☆フィルターテスト:米林 自宅のドームにて各種フィルターのテスト撮影を行ったことを以前にMLにて紹介したのですが反応が今一つでした。というわけでもないのですが、フィルターテストの結果をここに紹介します。 余談ですが、ε-180を載せていた赤道儀を修理に出したため このε-180を自宅ドームの赤道儀に載せて撮影しています。秋合宿前に修理に出した赤道儀が返ってきたのでもう一度載せ換えて合宿に持って行きました。重労働でした。 光害対策フィルター(耐光害フィルター)には、色々な物があります。 自宅周辺は増えた街灯の影響で結構明るくなっています。この街灯りの影響を軽減するために各種フィルターを使用します。 まず、Hα線のガスを撮影する目的で各種フィルターと R60、R64を併用して撮影してみました。 R64透過では光害対策フィルターのHα線より短い波長をシャープカットします。実際に撮影してみたところ街灯の影響は感じず効果がありました。 心配なのは急速に広まっているLED街灯です。LED街灯に対してはどうしたらいいのかというのがこれからの課題になります。 ☆秋合宿:米林 満天星の合宿では、ぎょしゃ座付近にある赤いガス雲を狙いました。 一番の成果は、おうし座の超新星残骸Sh2-240です。その大きさは約4度ほどもあり、とても大きな星雲なのですが、非常に淡いため撮影するのはとても難しい対象です。銀塩時代にはまったく撮影出来なかったものなのですが、今回リベンジして映し出すことができました。 共有アルバムに写真をあげていますのでご覧ください。 ☆スライドショー動画の作成:岩瀬とDSS:岩瀬 福久さんからスライドショームービーをどのように作っているのか問われていましたので 私の方法をここで紹介します。私が使っているのは WindowsのOSに付いているムービーメーカーだけです(※1)。 まず、撮影した画像を参照しながら必要な画像を選択して読み込みます。そして、デフォルトの設定では表示速度が遅すぎるのでこれを変更します。私は一枚あたり0.05秒に設定しています。さらに、色々な視覚効果や音楽も加えることができます。 注:※1 Windows OSの種類によりデフォルトにてインストールされている場合、されていない場合があります。インストールされていない場合には下記のリンクからダウンロードできます。 リンク→ Windows ムービーメーカーのダウンロードサイト ☆DeepSkyStacker(DSS):岩瀬 画像のコンポジットに私はDeepSkyStacker(DSS) 3.3.4 を使っています。 このツールは、ダーク処理/フラット処理/RAW現像/コンポジットを簡単に速く一気にできて便利です。 事前解析してから実行する2段階処理になっており、良くない画像を除外して処理することもできます。 最終的には、生成された画像をTifファイルをとして出力します。 このTifファイルを下にステライメージやフォトショップにて画像処理を行っています。 ☆あちこち:樋口 天候が良かったのであちこちに行って撮影してきました。 まず紹介するのはキゴ山のわんぱく広場にて撮影したものです。オートガイドです。 また、五箇山の桂湖ビジターセンターにも行ってきました。家内と同伴です。 コテージは3棟あり、トイレも綺麗です。女性の方に良いと思います。 ビジターセンターはダム湖である桂湖のすぐそばにあるので、気象によっては湿気や霧の発生が あるかも知れません。予約は電話にてできます。5月から11月中頃まで営業しています。 高山にも近いです。 家内は星に興味が無いのですが、先日は流星を見てはしゃい でいました。 ☆白峰某所:日尾 空の状態が良かったので、合宿前日ではありましたが、「金曜日は星見の日」が終わってからみんなで白峰某所へ遠征しました。そのときにソフトフィルターを使用して撮影した画像を紹介します。 また、少し前になりますが皆既月食のときの動画を紹介します。セレストロンのNexStarにスマートフォン(Google Nexus4)を付けて撮影しています。 スマートフォンのWi-Fiを繋いだ状態で撮影すると 自動的にGoogleにある自分の管理エリアに画像が保存されます。 親切 というかおせっかいと言うか、このときGoogleは少々画像が悪くても色とコントラストを自動補正して保存します。また、静止画から動画を作成する機能もあります。なかなか 便利ですよ。 ☆黄道光:柳瀬(日尾さんによる紹介) 「金曜日は星見の日」が終わってから白峰某所に向かったメンバーの中に柳瀬さんがいました。 そのときに撮られた黄道光の写真を本人の代わりに紹介します。 スマートフォン上では綺麗に黄道光が見えていますが、プロジェクター投影ではちょっとつらいですね。 ☆満天星にてはじめての:柏 満天星での合宿で、ナノトラックと 8mm,14mmのレンズをお借りして天体撮影をしました。 北極星を中心に北斗七星、カシオペアを映し込んだ北天の空と オリオン座を中心とした冬の星座です。 全体に露出が不足したようです。 次回はもっと露出を掛けてみようと思います。 ☆三光さん:中嶋 画像が良くないのでアルバムとか一般への公開はしませんが、10月26日(日)夜に白峰某所で月を撮影してきました。遠くに見える山あいから齢2.6の月が上るとき、月の一部が山際に隠され、両端の二点の光と中央の月の光で三光にみえました。 ☆12月例会の開催場所について:中嶋 例年、冬季(12月〜3月)の例会は「いしかわ子ども交流センター」を利用して行っています。 けれど、12月に関しては子ども交流センターの予約が取り難くなっていますので、次の12月例会に関してはこのままキゴ山天体観察センターにて行いたいと思います。 長期予報によれば12月の降雪はそれほどでもなさそうです。 12月下旬より医王山のスキー場がオープンします。スキー場がオープンすればキゴ山の入り口までの道に除雪が入るようになります。冬タイヤであれば通行に問題はないと思われます。 雪道の運転に自信の無い方は、連絡を取り合い慣れた方の車に同乗してくるようにしてください。 ★次回の例会 12/14(日)13時より キゴ山天体観察センター3Fカルチャールーム |
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