2018年 11月 定例会 報告 |
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日 時 :2018年11月 11日(日) 早朝の「こうのとり」帰還をダメ元観察しましたがやっぱダメでした。 【例会内容】☆分光器:長頼まれ製作でプリズム式分光器を作っています。プリズムはエドモンド社の短辺75mm直角です。先方の希望でφ72mmフィルターネジにて回転装置付きです。正直なところ分散方向が決まっていますので回転装置は必要ないのですが作っています。後に固定金具を追加要求されると思いましたので、1/4ネジ取り付けできるようにします。 ☆放課後子ども教室望遠鏡作り:長 毎年引き受けている「おもしろ科学教室」で過去にも行った望遠鏡作りの準備を行っています。前回は既に7年を過ぎていますので、望遠鏡作りを経験した子供たちはいません。前回は100均老眼鏡を利用しましたが今では口径30mmの取れるものが売られていません。そのためモノタロウにて安価なφ50mmf.l.340mmプラレンズを使うことにしました。さすがにそのままでは色収差がきついので、ゾーンプレートを併用する予定です。結果報告は次回の例会にて披露します。 ☆M33、M45等に再挑戦しました:越野 11月3日の貴重な夜空を狙ってわんぱく広場へ出陣しました。 今までは”質より数”を目標に短い露光時間(3分程度)でかつコンポ枚数も5枚程度にしていましたが、ようやくめぼしい天体はほぼ撮り終えたので、これからは”質”向上を目指して今まで撮った天体の再挑戦です。 それで、今回はM31,33,45そして二重星団に絞り、露光時間は5分、ISOは3200の10枚コンポとしました。 結果、前回と比較して淡い部分がよく表われ、またザラツキも少なくなって、手間と時間の必要性を改めて感じました。 特に、M45(すばる)は念願のフレアもよく表われ、皆さんから”及第点”をいただきました。(二重星団はシーイングの良い時にリトライです) …来年の年賀状の裏面はこれで決まりです!!! ☆天体画像の”向き”について:越野 今まで、天体(星団や星雲等)の画像の向きは深く考えていませんでした。 私の天体望遠鏡は反射型なので、目標に会わした時にカメラのビューが見えやすい位置に筐体を回していました。 このため画像はその時々で向きがバラバラで、自分の感覚でレイアウトを決めていました。 それが、正規には「画像の上部を北にする」ということは全く知りませんでした。 今日、長さんから詳しく教えていただき、また一つ知識が増えました。…私のカメラはX5に換わりましたので、ビューが可動しますからうまくできそうです… ☆オリオン座流星群:山川 UFOCaptureにて観測したオリオン座流星群の結果を報告しました。 全般的に天候が悪かったですが極大前後は晴れなんとか結果がでました。 印象としては暗い流星が多く不活発だったような感じです。 次は12月のふたご座流星群です。 極大の14日は金曜夜だし、上弦で夜半には月は沈む好条件なので寒いですが観測してみてはいかがでしょうか。 ☆乗鞍高原星景写真報告:立岩 10月7〜8日信州乗鞍高原まで星景写真撮影に行ってきました。 メンバー:立岩、新出、中川、日尾 7日13:00 新出さんと金沢を出発。約3時間で乗鞍高原に到着。 山梨の中川さんと合流予定の乗鞍高原バスターミナルでの17:00までにまだ時間があるので、明るい内に一ノ瀬園地辺りをロケハンする。中川さんと合流した後、今度は乗鞍岳に向かうエコーラインをロケハンしました。 暗くなりロケハンした一ノ瀬園地撮影現場付近で夕飯を食べていると19:00前なのに天の川が見えているのに気が付き慌てて撮影機材をセッティング。月もなく街灯一つない闇夜に最高の秋の天の川が見えました。予定していた西方向の乗鞍岳と天の川の構図も上手く撮れました。 20:00ごろ日尾さんが合流。残念なことに空全体が雲に被われため暫しの間コーヒータイム。そして気が付けば再び満天の星空。その後は夜が明けるまで撮影していました。 今回の遠征撮影で改めて思ったことはロケハンの重要性でした。明るい内に撮影現場に到着し「この風景にあの星座」とか「この風景に天の川」とか事前の撮影イメージが大切で、ロケハンがあってこそスムーズで時間の無駄なく、また事故もなく撮影できたと思いました。 ☆最近の星景写真撮影:新出 10月7日〜8日に長野県の乗鞍高原に立岩さん、中川さん、日尾さんと星景写真撮影をしに行ってきました。雲がかかって中断する事もありましたが、大方は晴れており素晴らしい満天の星空が望めました! 撮影場所を移動して主に天の川、オリオン座を撮りました。 11月3日に白峰西山にてプレアデスとオリオン座をISOと露出時間を変えて撮影してみました。 今後は頂いたアドバイスを試しながら一番良い具合を探っていきたいと思います。 ☆星ナビ掲載の写真:中嶋 星ナビ12月号に掲載された写真を提示しました。当日はほぼ同じ場所にもうひとつイリジウムフレアが見えましたが、シャッターのタイミングが合わなかったので省略して作品にしたものです。 ☆この1ヶ月(10/14-11/11)の写真成果:中嶋 ・10/20-21:白峰遠征。月齢は11と大きな月が出ていましたが、昇るオリオンが見たくて行って来ました。低空には雲が流れてました。 月があると山肌が照らされて見えますが、明るすぎました。 ・11/3-4:白峰遠征。中止になった秋合宿の予定日でしたが、晴れましたので遠征しました。 京都から石原さんも参加し、久しぶりに多くの会員が集まりました。 夜露がひどく、露対策が弱いレンズは直ぐにダメになってました。 ☆写真展のお知らせ:中嶋 11/10(土)〜25(日)の期間、金沢海みらい図書館で星空の写真展秋の部があります。 夏の時と同じく、36点展示します。写真を提出された方に謝礼を差し上げることにしました。 ※キゴ山での例会は次回(12/9)が今年度最後となります。 積雪期である1月〜3月は場所を移して例会を行います。 (現在のところ野々市市情報交流館カメリアでの開催を想定しています。) ※会計より 12月にて金沢星の会の年度は終了します。これにともない会計も閉め報告書作成に入ります。 立替え払い精算が必要な方は至急会計(米林)まで連絡をください。 ★次回の例会 12月 9日 13時〜
2018.11.14
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