例会報告 (2010.5.10)
2010年5月9日に銀河の里キゴ山天体観察センターにて金沢星の会例会が開かれました。当日の出席者は21名 観望会の打ち合せに訪れた(財)野々市町情報文化振興財団の松田さん鞍月校区子ども会連合会の代表の方を含め賑やかな例会となりました。
【 発表内容 】
☆暗視カメラ紹介:長 5月22日の野々市町観望会にむけて、先日野々市町カメリアにてプロジェクター投影実験を してきました。この時に使用した高感度カラーCCDカメラと、別の蓄積型カラーCCDカメラの 2台を例会にて紹介しました。
☆レンズメーター紹介:長 必要にかられて、オークションでアナログ式レンズメーターを500円で手に入れました。送料の方が高いです。 東京光学(現在のトプコン)の物で、カビの発生もあるとの注釈付きです。未だ清掃していませんが、 とにかく体験していただくために持参しました。 使い方は簡単で、視度調整後にピントを廻し、見えてくる十字の線がハッキリしたところで、 視野のレチクルのセンターと十字が一致するところまでレンズを微動で合わせます。 もう一度ピントを確認して下部の数値を読み取ります。 読み取った値は1mの逆数(ディオプトリー)です。
☆HP:山川 公式ホームページを運用開始しました。 http://kanaboshi.com 会員専用アルバムがあります。ログインしないと何もアップできないようになっています。 まず最初にユーザ登録をしてください。ユーザ登録ならびに投稿に関しての説明は 会員専用アルバムの最初のページに『共有アルバムの使い方など』という項目にありますので そこを参照してください。 なお、ユーザ登録には確認作業がありますので、半日〜1日2日程度タイムラグが発生することが ありますので、ご了承下さいませ。 ホームページは作りもって改善していきますので、色々なご意見もお待ちしています。 (ユーザ登録は金沢星の会関係者に限定しております。)
☆50cm成果:Dr.加藤 50cm望遠鏡で撮影を開始しています。まだまだ充分納得のいく撮影が出来ていませんが、 光害カットフィルターを使うことで渦巻き銀河を3分露出でも捕らえることが出来ました。 接眼部の問題や追尾の問題など課題があります。 星状星雲などは、へたすると露出オーバーになってしまいます。 X2も買っちゃいまして、ノン改造でも赤いガスが写ってくれます。 オークションで10cmF5の屈折望遠鏡も買っちゃいました。端はかなり収差が出ますが中央部は良好です。
☆観望会野々市町カメリア:松田 5月22日(土)19:30〜21:00 あらみや公園 集合17:00(雨天中止) 対象天体:土星、金星、火星、月、春の星座 スタッフプレートを用意します。当日参加して頂ける人数と機材や電源の要る要らないを 把握するために用紙を廻しました。 又、搬入路や駐車場を示した用紙もお配りします。 レストラン近くで機材を降ろした後は、必ず本館北側の駐車場をご利用下さい。
☆野々市町カメリア月食:松田 6月26日(土)に月食観察会を実施することになりましたので、御協力お願い致します。 詳しくは、ML等でご連絡致します。
☆鞍月観望会:鞍月子ども会 6月19日(土)開始19:30 終了21:00 集合18:00以降です。 対象天体:土星、金星、火星、月 小学校の東側にあるプール横で行います。 機材搬入路も東から出来ますが、駐車は校舎中央の駐車場を利用下さい。 電源も用意致します。体育館も使えますので、星空のお話もお願い致します。 現在定員200名を考えていますが、越えることも予想されますので、その時は宜しくお願い致します。 雨天の場合は体育館での星空解説になります。
☆工大天文部の活動:井堀 2月19日に移動プラネタリウム投影を松任児童館で行いました。90名ほど集まりました。 今夜見える星空の解説と 彗星と流れ星の話をしました。 高校時代にリスフィルム・プラネタリウムを作った者が新入生に居りますので、これにチャレンジしたい と思っています。そこでリスフィルムをお譲り願いたく思っています。(お渡しを約束しました by 長)
工大の食堂で写真展を行いました。 また21世紀美術館では月の写真の表面にアクリル板を貼り付け 月の模様が何に見えるか 自由に落書きしてもうらう企画がよかったです。
☆工大夏季発表予定:井掘 毎年恒例の発表会を行いたいと考えています。 7〜8月頃を予定したいと思いますので、宜しくお願いします。
☆京都大学太陽観測の現状と活動:長 面白い対象なのですが、観測者人口がそれほど増えない部門です。 近頃では、干渉フィルターの所有者も増えているのですが、そのフィルターで観察する人が少ないのも現状です。
長年使われてきた飛騨の太陽フレア監視望遠鏡がペルーに渡り、CHAINプロジェクトも本格化されてきました。 衛星による高解像度の画像だけでなくマクロ観測は、まだまだ有効です。 京都大学の上野さんの活動を紹介し、太陽観察の面白さと意義をもう一度見直していただきたいと思います。
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~ueno/http://www.iugonet.org/papers/ueno-IUGONET.pdf#search=%27%E4%B8%8A%E9%87%8E%E6%82%9F%27http://www2.nict.go.jp/y/y223/sept/ISWI/Kickoff20100303/ISWI_ShibataUenoMorita.pdf#search=%27%E4%B8%8A%E9%87%8E%E6%82%9F%27http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~ueno/DST/MULTI2008Feb/http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/~iwamuro/Cguide/c3_fy06.pdf#search=%27%E4%B8%8A%E9%87%8E%E6%82%9F%27http://www2.nict.go.jp/y/y223/sept/IHY/IHY_2.htmlhttp://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/kyomu/syllabus/2010_s2.pdf#search=%27%E4%B8%8A%E9%87%8E%E6%82%9F%27http://www.jsps.go.jp/hirameki/ht20000_jisshi/ht20097.pdf#search=%27%E4%B8%8A%E9%87%8E%E6%82%9F%27
☆遠征満天星合宿:中嶋 5月15日自由参加ですが、ロッジの借り出しのため事前に申し込んで下さい。 いつもの様にお好み焼き程度は用意しますが食べたい物は持参下さい。 朝方は寒いですので、防寒を忘れないようにして下さい。
☆キャッスル真名井40cm洗浄報告:長 MLでも紹介しましたが、星像が悪い原因と思われることが判明しましたので報告します。 作業等は次回の例会で紹介します。 根本的な問題は、副鏡と主鏡のマッチンングが悪いことが原因です。 これは、ある人物が主鏡の再研磨を行ったところ深堀になってしまい、光房が広がりハローが生じて しまったものと思われます。 とりあえずの対策は、副鏡を内側に移動させることで緩和すると思われます。
☆日本流星会議:溝口 毎年日本のどこかで、学界の真似事をやっているイベントです。 今年は、富山の婦中町「かんぽの宿」にて、7月31日〜8月1日に行います。 日本流星研究会とは、関係無いのですが結局メンバーが日流研に関係しているのです。 今年は、私が引き受けたので、是非お越し下さい。 オプショナルツアーで、富山市天文台が予定されています。 申し込みが必要です。締め切りは6月30日 研究発表の申し込みは、7月10日までにkaichan☆tko.or.jpまで、Word、Excelでお願いします。 (☆は@マークに読み替えてください)
☆中川達夫さん立山写真展:溝口 冬の立山などを平然と登り、写真を撮ってくるとんでもない人ですが、 とにかく凄く奇麗な写真ですので、ご覧下さい。 「立山カルデラ砂防博物館」にて 4月29日〜5月30日 9:30〜17:00 (閲覧無料) 期間延長になりました6月27日(日)迄 休館日は 毎週月曜日 立山写真展のホームページアドレスはここです http://www.tatecal.or.jp/hot/2010/04/tnakagawa/starryscape.html 中川達夫さんの個人ホームページアドレスはここです 『−星稜剱岳−』 http://web3.incl.ne.jp/wind/
☆その他 アマチュア連絡協議会の案内があります。 サンディングスプリング天文台で観測された、マックノート彗星が明るくなりそうです。
次回例会:6月13日
これは、長さんが書かれた例会報告をベースにホームページ向けに山川が加工したものです2010.5.10