【 概要 】
日 時:2011年04月10日(日)13時〜16時 会 場:キゴ山天体観察センター 出席者:17名
暖かくなったのか参加者が多くなりました。びっくり 今回は、国分様方3名のオブザーバーの参加もありにぎやかでした。
【定例会内容】
★☆bahtinovマスクの製作:長 0.5mm厚の塩ビ板を切り抜いて、軽量簡単マスクを作ってみました。 batinovマスクジェネレータを使ってコピー用紙にプリントアウトした後に、 この紙にスプレータイプの「貼って剥がせるノリ」を薄く軽く吹きかけ、 よく乾かしてから塩ビ板に貼付けます。 カッティングボードに載せて、カッターナイフで線に沿って二度切り込みを行います。 裏面には、切り込み痕がハッキリ見られますので、その上をカッターナイフで なぞります。 切取り部分は直ぐに剥がれ始めますので、後は指で引っ張ってはぎ取ります。 全てはぎ取ってから紙を剥がしますが、どうしても少しノリが残ってしまいます。 塩ビ板が溶けてしまいますのでノリを取去るのに有機溶剤を使ってはいけません。 べとつくノリには、黒色のスプレーを吹きかければおしまいです。 22cmと20cm用の2枚を作りましたが、合わせて所要時間は40分でした。
☆脳がだまされる話:長 今年度の金沢大学の特別講座(天文)を担当することになりました。 最初の講義の題材としてマイケル・シャーマー(Michael Brant Shermer)の番組を
使います。まずこれを見て下さい。
『迷信を生む2つの仕組み (The
pattern behind
self-deception)』 TED.com (Technology
Entertainment Design)から http://karapaia.livedoor.biz/archives/51964413.html http://www.youtube.com/watch?v=vjWeBGF7Ia8 (日本語字幕バージョン) http://www.youtube.com/watch?v=1P5T0FXEhFY&feature=related (日本語字幕)
天体を観察する場合や研究する場合に注意せねばならないことに先入観があります。 それは、人はなにかしら関連性である法則を得ようとしてしまうことです。 見た物が本当かどうかを調べることが大切です。 『見えるものが真実でないと普段から疑う目をもちましょう』
と、する講座に したいと思い選びました。
例会では、ある立体の平面図と立面図を紹介しました。 平面図と立面図からその立体を想像する訳ですが、普通の方はこのような 立体は存在しないと判断してしまいます。
注:すべて実線です。 波線(透過)はありません。
天体観測する場合、常に立体を意識して見ることが大切なのです。
参考URL http://karapaia.livedoor.biz/archives/51783113.html http://ameblo.jp/mirojoan/entry-10701763665.html
☆2m望遠鏡といしかわ子ども交流センター:長
最新の情報として、某所にて組立てしている 中国に納入する2m望遠鏡と
いしかわ子ども交流センターへの太陽望遠鏡のプレゼンを紹介しました。 未だオフレコの内容ですので、くれぐれもシークレットでお願いします
(*^o^*)
☆富山天文学会の「望遠鏡・双眼鏡見比べ大会」:中嶋・米林・日尾
4月9日に富山天文学会による「望遠鏡・双眼鏡の見比べ大会」がありました。 場所は高岡にある濱谷会長の会社敷地でした。 夜間だと機材がよく見えないので、昼間に機材を見比べましょうという企画です。 実際に星を見るのはまた別のお話。
とにかく色々な機材が並べられましたので、参考になります。 濱谷会長のアイピースコレクションは目の毒です。 ある意味で、機材自慢でもありますが、こんな催しもありですね。
☆衝をむかえた土星:河合
晴れ間を縫って15cmマクストフで撮影しました。 シーイングが悪かったのですがとにかく挑戦した結果です。 衝に近かったのでハイリゲンシャイン効果(Effect
of High regain
shines) の ためか環が明るく輝いて見えたのが印象的でした。 シンチレーションが悪かったので、画質が悪くなるのを覚悟の上で感度
を1600にしてシャッター速度を速めました。 遅いと土星が揺らいで全く映像になりません。 何度もRegiStaxを試しているのですが、うまく使えずワンショッ
ト撮影のままです。 なんとか使えるようになりたいです。
☆春の銀河を撮影:加藤
50cm直焦点で撮り続けています。今回紹介するのはM66とM81です。 3分露出を6〜7枚コンポジットしました。 コンポジットをすると少し恒星が楕円になってしまいます。 もう少し調整が必要なようです。
平日では10〜15枚が限度ですが、休み日前なら一晩中かけて 100枚以上を撮影しています。
☆春合宿について:中嶋
5月4〜5日(水曜夜 月齢1.2)は 「満天星」にて合宿です。 一応、二棟取っていますので、早めにご連絡下さい。 締め切りについては、MLで呼びかけます。
機材の整備をして、忘れ物のないように臨みましょう (^_^;)
☆野々市町カメリア観望会について:松田
6月4日(土)月齢2.2 に本年度の第一弾として行いたいと思っています。 土星と春の星々をお見せする事になります。 一昨年の部分日食観望会から始った企画ですが、住民の皆さまの評判も良く 問い合せも多く受けています。本年もご協力をよろしくお願いします。 時刻は、19:30〜21:00予定です (フライング/延長は各自判断) 詳細はMLにてお伝えいたします。 段取りはいつもと同じです。工大の部長にもOKを頂いています。
☆cosmos原稿募集中:中嶋
会誌COSMOSの原稿を募集しています。 締切日は、5月24日(火)です!! どんどん中嶋まで送って下さい。
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★次回の例会
5月08日(日)13:00 銀河の里キゴ山天体観察センター内レクチャールームにて
これは、長さんが書かれた例会報告をベースに ホームページ向けに山川が加工したものです 2011.4.11
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