例会報告 2013年 5月

  

 

【 概要 】

 日 時 :2013年05月12日(日)
 会 場 :キゴ山天体観察センター・レクチャールーム
 出席者 :18名

 

【例会内容】

☆春の星空観望会:松田

日時: 6月1日(土) 19:00〜20:30
場所: 野々市市あらみや公園
協力: 金沢星の会、金沢工業大学天文部

天候判断は、16時頃に行いMLにて流します。
単独の恒例観望会ですので、どのように進めるかは今後相談して進めたいと思います。

観望会についてのお願いなどの資料を後日共有アルバムにアップしますので
皆様ご確認をお願いします。(※掲載済み)
http://www.kanaboshi.sakura.ne.jp/phpBB3/viewtopic.php?f=25&t=230&sid=1748661e4133e5c8a83cf0abeb3525ef (要ID,パスワード)

☆金沢大学天体観察講座:長

明日から前期の天体観察講座を始めます。
星の会ウェッブページと金沢大学のウェッブページに案内があります。
http://center.ed.kanazawa-u.ac.jp/kouza.html
受講対象は、金沢大学の学生向けですが、加藤准教授のご好意により星の会の参加を認めていただいています。ただし、おおっぴらにはできません。
昨年度は50cm鏡を取り外して、セルの破損しているところを修理改良するために分解したところで終わっています。
セルの9点支持は既に修理が終わり、今回は取り付けが残っています。

☆満天星(20周年記念式典合宿)、連休中の成果など

@ 長:

前回の例会は、満天星にて行われましたので、ほぼ二ヶ月分の撮影した作品を紹介いたします。
満天星では12cmF5RaAで、自宅では、25cmF6.3SCです。
月並みですが、hχ、M4,13,27,51,57,65,66,81,82,104 NGC3628,6144そしてパンスターズ彗星、おまけに太陽の白色光です。
M65には超新星2013amが写っています。


@ 石原:

満天星20周年記念合宿では、オートガイドが不調で坊主でした。
冷却改造カメラを購入し、ノイズの無い映像をとらえるつもりだったのですが残念でした。
これで当分は何も買えません。カメラは60Dの改造で非常に重いです(Astro60D)。

それで、5月連休中に再び満天星へ行き、リベンジしてきました。
星の導入にはサブスコープを外し、暗視野正立ファインダーを取り付けました。
さすが冷却カメラでノイズの乗らない画像が撮影できたのですが、拡大してみると何故か星像がハート形になるという不具合が生じました。
原因を幾つか考えてみましたが最も可能性のがあるのが 冷却カメラ自体がかなり重いためバランスが狂いオートガイド中に首振り運動をしてしまったというものです。そのほか、鏡筒のたわみや極軸の追い込み不足、赤道儀のオーバーウェィトの可能性を疑っています。

ご紹介した写真は10分露出18コマ合成ですが、冷却改造カメラの威力でノイズはほとんど判らないものです。
尚、駐車場は車のライトが時折入ってくるため長時間の撮影には向いていないと感じました。出来ればコテージを借りて上で撮影したいですね。


@ 樋口:

成果と言うかいつものように撮影しました。
ご紹介するのは満天星と南砺で撮影した写真です。
M83,NGC2903,M101,ケンタウルス座A(NGC 5128),アンテナ銀河NGC4038/NGC4039,彼岸花星雲NGC6357,M57,M83などです。
満天星では南側が明るいのに対し、南砺の山中(路肩での撮影)では南側が暗くケンタウルス座Aなどを狙えます。(逆に北側が明るい)
路肩で撮影しているため通過していく車の邪魔になりませんか?という質問がありましたが、実はここで撮影していて車に出会ったのはたった一度だけです。ほとんど車は通りません。
ただし、東側が崖であるため視界が塞がれ、こと座が姿を現すのはかなり遅い時間になってからになりました。


@ 米林:

4月の満天星では9個の流星が写りました。
5月連休中には石原さん、新田さんと一緒に満天星駐車場にて撮影しました。
NikonFishEye16mmを使用してISO1600にて極方向は30sec、他は20secで1時間ほど撮影し、つなげて動画にしてみました。コマ数が少なくて動画としては短いですね。
よく見ると撮影した写真の中にパンスターズ彗星も写っていました。

内緒ですがこの撮影にあたり高級三脚を1台奮発しました (^^;)
 

@ 日尾:

オンキョーの7インチタブレットを購入しました。
残念ながらグーグルプレーヤーに対応していません。

連休後半にバイクにテントやシュラフ、望遠鏡など荷物を積み込み小旅行してきました。
最初に向かった場所は、坊ケ池湖畔の星のふるさと館です。
65cm望遠鏡は再蒸着したばかりでよく見えました。

近くのキャンプ場で幕営しました。着られるものはすべて着込みシュラフに入ったのですがそれでも寒く、最終的にはバイクのヘルメットを被ってすごしました。また、天体撮影はあまりしない私ですけれど折角なので例のペンタックスで少し撮影をしてきました。
その後、火打、妙高の登山口、焼山、翡翠峡とまわり、連休後半はバイクと一緒に過ごしました。

@ 中嶋:

共有アルバムの方に先に紹介していますが、満天星ではスカイメモRを使用して、Distagon 25mm F2.8 (f4)CANON EOS Kiss X2 (IR改造)などカメラを4台持ち込み撮影しました。
さすがに4台も使って撮影しているとワタワタになります。

連休中には鳥越の奥、大日スキー場の駐車場へ遠征して撮影してきました。
夏の天の川を中心に撮影したのですが、ここでは高圧電線が邪魔になります。
夜だと高圧電線が見えませんので家に帰って現像してみてギャッということになります。

@ Dr.加藤:

緊急呼び出しに備えていなければなりませんので遠征に出かけられません。
それでいつもの如く、自宅ドームで撮影をしました。
近況としては、近所のパチンコ屋が閉店し、無駄な照明が減りずいぶんと空が良くなりました。
コントローラの配線がボックスに入り、床がスッキリしました。

M81,M82 これは PENTAX MS-5赤道儀に11cmフローライト(William Optics FLT110 F7 APO)を載せEOS Kiss X2 IR改造(LPS-V3フィルタ使用)を付けて撮影したものです。5分露出19枚合成です。
カメラのフィルタは今回取り外したものです(自分でやりました)。
ガイドシステムも少し変更してみました。オートガイダーPHDguiding、OAG9とStarlight Xpress Lodestarになります。これでガイド鏡の「たわみ」から開放されていると思います。

M51 これは50cmにて撮影しました。(LPS-V3フィルタ使用)
2年ほど前に同じものを撮影したものと比べるとかなり良く撮影できるようになりました。

☆VMC110L鏡筒とVixen SkyPod:吉川

まだ開封していませんが、大野さんのユーシートレードに発注して入荷したところです。
大野さん曰く、電池が無くなるとどうしようもなくなるので電池切れだけには注意してくださいと念を押されました。説明書を見ても使い方がよく分からないのでどなかご指導をお願いします。

 

☆中嶋会長より連絡事項

会誌COSMOSを発行準備中です! 原稿ください!!

写真展用の写真準備をお願いします。
 A4サイズが標準ですが、これよりも大きなサイズにしたいという場合には相談に乗ります。
 撮影データは別添付とします。
 パネルはとりあえず30枚ほど購入しようと思っていますが、実際の枚数についてはMLで相談しながら決めたいと思います。

60周年記念観望会については秋口になりそうです。
 日程、場所などはMLで相談しながら決めたいと思います

【 その他 】

☆ご協力ください:キゴ山館長

キゴ山天体観察センターの館長さんが、池端さんに代わられました。
これから天体観察会などの催しにはご協力をお願いできませんかという話がありました。
センターにはいつもお世話になっていますので、全面協力をしたいと思います。

また、機材保管室にあるMeade 30cmをこれからは観望会で活用していきたいと希望されており、この機材の利用方法について相談検討をすることとなりました。

 

★次回の例会

 6月9日(日) 13:00〜 キゴ山天体観察センターで行います。


 これは、長さんが書かれた例会報告をベースに
ホームページ向けに山川が加工したものです

2013.5.19 

 

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