【 概要 】
日 時 :2013年09月08日(日)
会 場 :キゴ山天体観察センター・レクチャールーム
出席者 :22名
またしても天候が悪かった時期にもかかわらず出席者の多い例会になりました。
ありがたいことです。
今回は富山県天文学会さんより4名の方々が来られました。
【例会内容】
◆面白画像
例会が始まるまでのくつろぎの時間に3枚の画像をスライドショーしました。
1. トトロを形どった蕎麦のお腹にあたるところにとろろ芋で描いてトトロ蕎麦。
実際にやろうとすると結構難しいです。
それに蕎麦がのびてしまうので、美味しくないです。
2. 白夜の太陽をモザイクしてカーブを描く、Y=SUN(X)サンカーブ。
頂点を揃えて綺麗に配置されています。
3. 木星を忠実に再現したケーキ
外側だけでなく内部構造まで作っているので、ケーキを食べながら勉強できるかも。
ライブドアニューズから http://news.livedoor.com/article/detail/7961057/
Youtubeより http://www.youtube.com/watch?v=LBFU23OPaHs
◆本題
☆樋口スパイク:長
新庄二丁目子ども会星空観望会にて、土星を見せるために公園の南端へ望遠鏡をセッティングしようとしたのですが、そこは苔や落ち葉が堆積している場所でした。
それらを取り除いて整地しピラー脚を設置したのですが、いかんせん地盤がふわふわして望遠鏡を覗くと星がズレていってしまいます。
私の望遠鏡はピラー脚なので、三脚のように地面に突き刺すように出来ずこのような時は不利になります。
そうして困っていると樋口さんが『こんなのがあるんだけど..』と 分厚いステンレス廃材にステンレスの爪を溶接したスパイクを持ってこられました。
これが凄くいいんです。しっかりと地面に突き刺さり、見事に安定しました。
「さっそく欲しいい!!」と お願いして作っていただきました。
☆OAA:長
もうすぐNOP法人になって初めての年会が開かれます。
先月の末近くになって、ポスターを作って欲しいと連絡があり、バタバタ状態の中で作りました。
今回は山本一清天文台にあった資料が保管されているところも見学にあります。
二日目の研究発表では私も成果を紹介することにしています。
日時: 2013年9月21日(土)〜 22 日(日)
●会場: 京都大学 益川ホール(京都大学北部構内 北部総合教育研究棟1階)
〒606-8502 京都市左京区北白川追分町 TEL:075-753-5081
(北部総合教育研究棟事務室) ●主催: 特定非営利活動法人 東亜天文学会
●協力: 関西天文同好会
●入場: 無料
●申込み他: http://zetta.jpn.ph/OAA/OAA_UNEI/kkkk.htm
☆奥卯辰山健民公園星空観望会:長
8月31日(土)は、台風が熱帯低気圧になるも秋雨前線を刺激して大変な天気になりました。小高い丘の上でもあり参加者に危険な状態なら決行することになっていました。
集合時刻になると星の会メンバーが集まってきたことに館の方々は驚いておられました。
とても星空が見られるなんて思えない状況にも関わらず、望遠鏡を持ち込んで準備を始めたわけで、面食らったそうです。
受付時刻になると参加者が続々と来られ、用意した席には、夏休み最後の一時を待つ家族で一杯になりました。
運び入れた望遠鏡では、館の一番端にある自動販売機を見てもらった訳ですが、解説にUSBカメラを使ったのは便利でした。
キゴ山より遥かに訪れやすいところですので、今後星の会で行う観望会にも使えそうです。
風雨の日になりましたが、参加者には楽しんでいただけたようです。
帰宅すると館より、今後の観望会に是非協力して欲しいとのことでした。
協力してくださったメンバーの方々に感謝していますとのお礼のメッセージが届いておりました。
☆カメリア:松田(代理、長)
8月19日(月)夏の星空観望会では、平日のご多忙中にもかかわらず、たくさんのご協力をいただきましてありがとうございました。
チャレンジ教室天体望遠鏡づくりの参加者の内、半分ほどの約40組の自作望遠鏡が並んでの観望会となりました。
今年もカメリアまつりへのご協力のほど、よろしくお願いいたします。
内容は、前々回と同様で、東側丘での星空観望会と天体写真展をお願いいたします。
今年度のカメリアまつり詳細は下記URLよりご確認下さい。
http://camellia.nono1.jp/2013/09/camelliafes-5/
参加表明など詳しくはMLにて、お伝えしたとおりです。
☆新庄二丁目子ども会「夏の星空観望会」お礼:河合
皆様お忙しいかたばかりなのに多くの協力があり無事に終えることが出来ました。
本当にありがとうございました。
観望会には町内90名ほどの参加がありました。
町内会からお礼のメッセージがありましたので、ご報告しておきます。
吉川さんが惑星運行儀を持ってこられて解説されていたのが判り易くて評判が良かったです。
なにぶん初めての試みでしたが、町内の協力もあり良いイベントになったと思います。
初めて土星を見た子供も親も感激していました。
来年もたのんます、との事でひょっとすると来年もすることになるかも知れません。
その時は、また宜しくお願いします。
☆入選写真公開(星ナビ10月号「ISSの太陽面通過」):中嶋
天文ガイド9月号に入選した「いるか座」の写真と同時期に応募したのですが、星ナビのほうでは一月遅れになりました。てっきりダメだったと思っていたところの掲載でした。
富山の深島さんが撮られた室堂での写真も隣のページにあります。
作品の応募はデータではなく印刷したものを送ります。
これは編集部として雑誌に掲載したイメージで選別するためです。
このためプリントするにしても小さいよりは大きな写真が目を引きますし、階調にしても自分の気に入るよう調整して応募します。少し派手目に誇張した処理のほうが編集部の目を引くように思います。
☆スピカ食・いるか座の新星、そしてM45:日尾
スピカ食の当日は曇っていたので見るのを半ばあきらめていましたが、家に帰る途中で雲が切れてきたのを見て大急ぎで家に帰り準備しました。
三脚にカメラを載せスピカに向けましたが、ピント出しをする時間がなく大甘なピントになってしまいました。
おまけにGPSユニットの電池が切れていたために、一緒にデータとして格納される筈の緯度経度、時刻データが真っ白でした。せっかくスピカの出現を記録したのですが時刻データが伴わず残念です。
機材はペンタックスのK-r(O-GPS1ユニット付属) 標準200mmズームです。
スピカの潜入はまだ明るい時間帯だったので見逃しましたが(スピカ自体が見えない)。出現の方はしっかり捕らえました。
いるか座の新星は 毎日予約を入れて刻々と変わる様子を記録しました。
こうやって見返してみますと色の変化がよく判ります。
発見時ではまだ最大光度になっていなかったため、だんだんと増光し 最大光度に達し それから減光していく変化の様子が分かるよい記録がとれたと思っています。
現在ではかなり減光して赤黒い状態になっています
http://kws.cetus-net.org/~maehara/NovaDel2013.py?obs_code=
M45をスーパー林道の手前の駐車場にてお手軽撮影をしました。
空のバックグランドが黒いので、けっこう写りました。
☆画像処理:石原
「キゴ山星まつり」をぶちしまして、西山まで行きました。
標高があるので雲が切れていました。
高度30度以上は澄んでいましたが、ふもとは真っ白です。
ここは、熊も多く出るところなので、ラジオをかけっぱなしで撮影してます。
今回は、北アメリカとペリカンのモザイクを狙いました。
24時過ぎに北アメリカ星雲の東南部が切れていることに気づいたのですが、雲が出てきて撮り足す時間がありませんでした。今回はそこをカットして作りました。いずれリベンジします。
画像の処理は難しく色々とやっています。今日お見せする写真にするまでに半月かかりました。
アルバムに掲載したものよりかなり良くなっていると思います。
皆さんもお気づきのように今回購入した冷却CCDは、輝星の周囲にハローのような派手なゴーストが発生します。以前の瀬尾さんの冷却CCDではこんなことは無かった筈です。
これは韓国のセントラルDSが冷却改造し協栄産業が販売しているAstro60Dなのですが
強くクレームを入れたところ、セントラルDSで取り付けているフィルターの特性だと説明を受けました。
購入時点ではこのような強烈なハロが出るとは説明には無かったと強く苦情を入れました。
私のクレームを受けて協栄産業のウェブページにはハロが入ることの一文が入りました。
パノラマ合成ですが、私はマイクロソフトアイスを使っています。
http://research.microsoft.com/en-us/um/redmond/groups/ivm/ICE/
http://d.hatena.ne.jp/TERRAZI/20080925/p1
画像はRAW現像して、TFFファイルに変換してから処理してます。
それでも50Mぐらいの大きさになります。
☆マシンガン・トーク・ワンマンショー:青海
旧世紀には星の会に出向いていたんですが、新世紀に入って初めての参加です。
比較明合成とタイムラプスを紹介です。
撮影中に限り触らないでくださいと張り紙して街中でもタイムラムス撮影をしています。
それでも怪しげな人に見えるので、職務質問されることが多いです。
富山の環水公園にある有名なスターバックスは絵になります。
(解説では、世界第3位と言われていましたが、ここでは1位のようです
http://ameblo.jp/reirei923/entry-10898842880.html)
立山ではタイムラプスで存分に星空の撮影ができます。
でも、川口さんには、いつも雲の写真を撮っているね、と、言われるように雲の流れが必ずあります。
立山での撮影は、一晩監禁状態です。基本夜間の車はありませんので道路で撮影できますが、時には救急車が来ることがあります。
おまけにサイレン無しですから突然やってきます。
これだけが注意点です。
新港には素晴らしいライトアップがあります。
完成した大橋をどこまでも空を照らすようにスーパービームが伸びています。
でも、このライトは10時までと決まっています。
またこれが綺麗に撮影できるのです。
☆60周年観望会
まもなく 金沢市民芸術村にて金沢星の会60周年記念観望会になりますが、言葉は悪いですけれどノープランで進めています。
わざわざイベントとして何か特別なことをすることは考えていません。
いつもの金沢星の会会員の皆さんが望遠鏡を出して星を見ているところにお客様をお呼びするという形にしたいと思っています。
予備日を翌日にとっていますが、ひどい曇天か雨にならない限りは実施するつもりです。
参加できる会員をML等で集めましたが、当日になって急遽参加できるようであれば来ていただいて結構です。気楽にお越し下さい。
チラシポスターをHPにおいていますので、それを見て下さい。
http://kanaboshi.com/60th/index.html
http://www.artvillage.gr.jp/guide/index.html
☆例会問題:中嶋
11月からキゴ山天体観察センターの改修工事が始まり利用できなくなります。
そこで合宿を兼ねて、11例会を11月09/10日に満天星にて行うことに決まりました。
(例会での話はココマデ)
その後 室石さんに満天星のコテージを押さえていただきましたので以下のように実施します。
・11月例会は 11月10日(日)午前中に満天星のレクチャールームで行います。
・11月09日(土)夜は満天星コテージに宿泊し天体観望・撮影をします。
2棟(10名+8名)の予定ですが、宿泊を希望される方が多いようでしたら追加が必要になりますので、
ML等に早めに参加表明をお知らせ下さい。
この日の月齢は5.6です。
FAQ:集合は早い人で16時頃になります。日没が16:46ですので明るいうちに望遠鏡の設置をしましょう。
食事は各自持ち込みになります。お弁当など 夜食の用意も忘れずに
宿泊費用はコテージ料金を人数割りしますので参加人数次第です。5千円前後になることが多い。
20時頃から満天星の60cmによる天体観望があります。一般の方と別にして実施されることが多い。
☆キゴ山星まつり:中嶋
星まつり開始直後は晴れて金星など観望できましたが、徐々に靄に覆われ、順番に並んでいただいたお客様の後半になるとゴメンナサイ状態になりました。キゴ山天体観察センター周辺に限って靄が出ていた模様です。
☆流星会議:溝口
大阪にて流星会議があり参加してきました。
参加者は40名ぐらいで、発表はほとんどSonotaCoさんの作ったUFOCaptureによる同時流星の成果と言ってよいようなものでした。
UFOCaptureによる2007年からの成果をまとめたDVDをお土産に頂きました。あと3年観測が続き10年分の高精度データが集まったら新しい流
星カタログを作りたいとのことです。
http://meteor.chicappa.jp/2010NMS/nmsindex.html
http://sonotaco.jp/forum/viewtopic.php?t=3030
来年の流星会議は信州になります。幹事としてお世話できる流星研究会のメンバーが減ってきていることから6〜7年で幹事がまわってきます。北陸では
2010年に富山で行ったのが最近ですので、3〜4年後には石川または富山で行うことになるかと思います。その際にはご協力をお願いします。
その他、予定と連絡事項
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★次回の例会
10月13日(日) 13:00〜 キゴ山天体観察センターで行います。
これは長さんが作成した例会報告をウェブ用に山川が編集したものです。
2013.9.14
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