2017年 2月 定例会 報告

  

 

【 概要 】

 日 時 :2017年2月12日(日)
 会 場 :野々市市カメリア302研修室
 出席者 : 13名

冬季例会開催で、例年と異なったところで行っています。
降雪の影響もあってか出席者は少なめでした。。

【総会】

会計の岡本さんより収支報告が行われ、出席者全員の拍手をもって了承いたしました。

会費の使い道については 色々な意見がでました。
星の会独自の写真展の企画も持ち上がりました。
単なる写真展では、普通過ぎるので記録に残る形を計画しても良いのではないかとの意見もあり、前向きに検討することに決まりました。
例えばとして、アルバム形式の写真集を作る提案です。
天体写真はもちろん合宿や観望会での一コマなど思いでとしても記録に残るアルバムです。
その他にも色々と提案できることがあるでしょうが、先ずは具体的に予算などを決めて実行していきたいと思います。
天文台見学や団体予行もろもろと意見を出し合いましょう。

【例会内容】

☆反水素原子の分光測定に成功:長

Springer Natureにてニュースされました。
はたして反物質は存在するのか?について、ついに成果がみとめられたようです。
http://www.huffingtonpost.jp/nature-publishing-group/atom_success_b_14514508.html
https://scienceportal.jst.go.jp/magazines/nature/2017/02/20170201_01.html
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1300314.htm
https://radphys4.c.u-tokyo.ac.jp/asacusa/ja/news.html

☆45P/Honda-Mrkos-Pajdu?akova:長

昨日でしたが、本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星が最も地球に近いところを通過しました。結局のところ私は彗星を確認しただけで撮影は行っていませんが日尾さんが撮影された写真はSNSで見ました。

☆くっつくと言う事:長

毎年この一つ下の会場で「放課後子ども教室:面白科学教室」で科学について小学生に講師しています。
昨年は重さについて話をしましたが、今回は「くっつく」と言う現象についてお話しました。
テキストを毎回作るのですが、ルビ打ちが大変です。
もちろん小学生に解るように話す訳ですが、内容は濃い話です。
接着剤、くっつき虫、吸盤、モルト、磁石、重力にマジックテープなど様々なくっつく現象と原理についての解説でした。テキストは申し出いただきましたらPDFファイルをお送りします。

☆冬の星座(Part1): 越野

残念ながら天候等の関係で今年になってからまだ1度も出陣できていませんので、昨年撮った写真の内から「冬の大三角」周辺の星座をまとめてみました。
オリオン座は手取(水辺プラザ)から獅子吼高原方向に向けて「全景」を撮り、まずまずでした。
M42は今まで多数撮ってきましたが、ようやく”年賀状”の図柄にすることができ、満足しています。
馬頭星雲やバラ星雲については少しずつですが皆さんの「作」に近づいてきているのではないかと思っていますが…今年はロケーションを替え、かつ「オートガイダー」も導入して再挑戦です!!!
 
☆オートガイダーの選定について(Part2):越野

前例会の後、会員の方から多数の情報や意見をいただきましたので、再度取りまとめてみました。
私個人としては「M-GEN」に傾いていたのですが、会員のほとんどの方のお薦めはパソコン方式(QHY等+PHD)でした(理由はリーズナブルで、かつ後々の応用が柔軟なことだそうです)。
「M-GEN」には興味があるようでしたが、まだ実績が少ないことからなのか慎重な意見が多かったです。
「オフアキ」も薦められましたので、これらを参考に今月末までには決めたいと思っています。

☆赤道儀復活 & バッテリートラブル:岩瀬

昨年11月より修理に出していた赤道儀(EM200)がやっと戻ってきました。
しかし、心ウキウキでテストするも、コントローラで星が移動しない!!!

原因は、バッテリーの電圧低下と判明し、ホッとしましたが、本当にオロオロしました。
当日は、金星、月、オリオン座星雲(M42)を撮影し、星の追尾が確認できたので、赤道儀はOK!
今後、小さな銀河をバシバシ撮影していく予定です。

☆カノープスを撮影しました:中嶋

 2/4 (土)の夜は晴れていたのでカノープスの確認に出かけました。
カノープスは石川県内で見えることが数カ所確認されています。
見えたという実績のある宝達山を最初は目指しましたのですが、冬期通行止めになっていました。 
せっかく来たのにここで帰るのはもったいないので、もっと北になりますが、碁石ヶ峰に向かうことにしました。 
碁石ヶ峰は道路に積雪・凍結箇所はあるものの頂上付近の駐車場まで行けました。
しかし、積雪が30〜50cmあったので 撮影できそうな場所までは行けません。
ダメ元で雪に埋もれた遊歩道を頂上まで行って撮影したところ、カノープスの経過を写すことができました。数十年ぶりのカノープスでした。


【次回の例会】

3月12日(日)13時〜
  野々市市カメリア302研修室にて

 


 

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