2019年 11月 定例会 報告 |
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日 時 : 2019年11月10日(日) 【例会内容】☆満天星合宿:
10/26(土)-27に行い、12名の参加がありました。
夕方から晴れ間が広がったのですが、21時頃から雨が降り出してしまい、夜通し雨になりました。 写真撮影には時間が足らなかったようですが、星空は見ることができました。 ★満天星合宿での写真成果報告 (中嶋) 夕焼けと金星、M33、天の川くらいしか撮れませんでした。
(干場) M31: 露出時間を5秒ずつ増やしていった画像をコンポジットしましたが、中央部が妙に明るすぎる写真になり、課題が残りました。
はくちょう座付近の天の川: 画像処理で随分印象が違う写真になるのに驚きました。コンポジットは3枚しかしなかったので、次回はもっと総露出時間を長くしてみます。 (牧野) 夏から秋の天の川: 3か所ほど撮影しましたが、その後曇ってしまいました。画面にムラがでて、特に中央部が赤くカブる現象がみられました。今のところ原因不明でこれから調べていこうと思います。
(西條) 満天星のドーム内から望遠鏡とスリットを入れた星空を撮影しました。
☆こども衛星アイデアコンテスト (中嶋) ☆お泊まりスターウォッチング
11/1(金)にキゴ山でお泊まりスターウォッチング(1回目)があり、星の会から4名の協力がありました。
次回のお泊まりスターウォッチングは11/22(金)に実施します。 お泊まりスターウォッチングの後、続けてキゴ山で撮影に入りました。 24時頃まで雲が多くあり、スッキリ晴れませんでしたが、冬の天の川、馬頭星雲、バラ星雲などを撮りました。(中嶋) キゴ山を下りると晴れていましたので、自宅に帰り家の前で撮影しました。 スターリンク衛星なのか?人工衛星が沢山写っていました。(日尾) ☆カノープスの撮影:
11/9(土) 3時頃に南中するカノープスを目的に撮影に行ってきました。
中能登のとある山頂でカノープスを撮影できましたが、年々邪魔になってくる木立で撮影ポイントが限定されてくるのが困りものです。(中嶋) 冬でも簡単に行ける場所として以前から机上で探していた場所へ行ってみました。 調査にはネットの国土地理院地図の断面図機能を利用しました。 計算上、稜線とほとんど同じ高度でしたが、南中の3分後に約2分間だけ見えました。(牧野) ☆その他の撮影成果 ・10/30(水)-31、11/5(火)-6 白峰で撮影してきました。冬の気配が濃く、冷えました。(中嶋)
・11/5(火)-6 キゴ山でぎょしゃ座、オリオン座などを撮影しました。オリオン座は1時間分の露出で、無改造のカメラですが、バーナードループも分かります。 ・9/17(火) 月面Kが見えるということでコリメート撮影しました。 天頂プリズムを使用しているので裏像になっていますが、↓にアップしてあります。(日尾) https://photos.app.goo.gl/YejN5dimccDTfg55A ☆惑星の動画像から写真を作りました。(干場) キゴ山のドーム内のPCに前館長が撮影した木星、土星の動画がありましたので、試しにその動画を静止画にしてみると、そこそこの画像ができましたので、自分でも動画を撮影して見ました。望遠鏡の架台が弱いことや追尾精度が悪いので、ピント合わせに苦労したり、視野内に収まりきらず、良い動画を得ることができませんでした。
☆満天星の企画展に行ってきました(山川)
満天星にて行われている企画展 「宇宙(そら)に一喜一憂 〜江戸時代の天体ショー」(展
示は12/8まで)に行ってきました。11/9(土)と12/7(土)に学芸員たちによる解説があるので、初回に合わせて見学してきました。古文書(歴史)は能登町教育委員会の寺口学さん、天体に関しては満天星の田口莉都さんが解説しました。古文書を読み解くことは慣れていないので疲れました。(脳細胞が...)
☆火球など(山川)
・MLにも流しましたが、2年前にSonotaCoネットで観測された火球が、地球に接近する小天体(164121)2003YT1からのものであることがわかり、国立天文台や日本流星研究会の人達との連名でAstronomical Journal誌に投稿され受理されました。
・10/30にアンドロメダ座流星群(ビエラ彗星由来)のものと見られる火球がSonotaCoネットに引っかかりました。世田谷、安曇野、満天星、山川の4地点で観測されています。V0=19.8km/s amag=−6.9等。立山の手前あたりを飛んだ模様です。 ・11/9におうし座北流星群に属する火球がSonotaCoネットに引っかかりました。埼玉、長野、石川、大阪、岡山の8地点で観測されました。石川は3基地全てで引っかかっています。V0=30.3km/s amag=−6.1等。乗鞍・穂高のあたりを飛びました。おうし座北流星群による火球は例会後も頻発していて例年にない現象で驚いています。 ☆カレンダー自費制作しました:(西條)
これまで撮影した写真で2020年カレンダーを作りました。支援・協力してくれたショップなどに置いてもらいます。
☆会誌発行 前号から5年半ぶりになりますが、COSMOS第80号を発行しました。(中嶋)
★次回の例会 12月8日13:00〜 キゴ山ふれあい研修センター天文学習棟レクチャールーム
2019.11.16 |
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