2022年01月 定例会 報告

 


 日 時 : 2022年01月09日(日)
 場 所 : 野々市市中央公民館3階研修室
 出席者 : 16名


【例会内容】

★米林会長の挨拶

・冬期例会会場
 1〜3月における例会はこちら中央公民館3階研修室にて行います。
・画像処理研修合宿
 一部有志の間にて画像処理研修合宿を行う案がでています。
 一泊二日で夏頃に行えないかなと考えています。
・70周年企画
 立案など遅れていますが頑張りましょう。
 

★岡本から1/2月の天文現象
  1. ) 1月4日地球が近日点を通過しました。
        ・近日点ってなに?
        ・近日点の太陽ってどこにいるの
        ・近日点があれば遠日点があるのです。

  2. ) 1月7日水星の東方最大離角
        ・東方最大離角とは?
        ・1月7日の太陽系を眺めて理解しよう
  3. ) 1月13日土星と水星が大接近
        ・7°の視野円の中に二つの惑星が収まります。双眼鏡で見てみましょう。
  4. )  1月12日月とケレスとスバルの三角関係
      ・8°の視野円の中に3つとも収まります。
      ・双眼鏡でケレスが見つけられるかな。
      ・13日には三角関係解消です。12日限りの集まりです。
  5. )  1月18日今年最も遠くにある満月です。
      ・ついでに今年の最も近くにある満月はいつかな。

★岡本から天文ニュース
  1. )  2021年12月25日ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡ついに打ち上げ成功
     ・現在装備を展開しながら飛行中(装備を全て開くのに2ヶ月かかる)
     ・ウェッブの軌道位置は地球から150万キロのラグランジュ点2
       (ハッブル宇宙望遠鏡は540km)
     ・ジェームズウェッブは赤外域が中心、ハッブルは可視広域が中心
     ・ハッブルが捉えた最遠の天体

  2. ) 2021年12月22日すばる望遠鏡などを使って多数の自由浮遊惑星が発⾒される
     ・自由浮遊惑星とは
     ・どこで発見されたのか

★ビンゴ大会

  例年通り大いに盛り上がりました。


★活動報告

◇池端

 例会での初めての発表を行いました。
自前の天体望遠鏡を持って2年ほど経ち、ようやく天体写真らしいものが撮影できてきました。

1.機材

 赤道儀:セレストロンAVX
 天体望遠鏡:セレストロンEdgeHD8
 (オートガイド無し)

2.馬頭星雲(2021.12.02)

  カメラ:キャノン6D HI改造
 ISO:12800 60秒×20枚 総露出時間:20分 ダーク5枚
 画像処理:ステライメージで処理(自動処理モードした後トーンカーブ)
 感想:もっと細部を浮かび上がらせたい。

3.木星(2021.11.07)

  カメラ:ZOW AIS224(CMOS) バローレンズ(4倍)
 動画撮影:ソフト:SharpCap 1秒30フレーム、録画時間:120秒、サイズ560MB)
 画像処理:ソフト:AutoStakkertとRegistax6(Wavelet処理のみ)
 感想:大赤斑は表現できたが粗い写真となった。

4.レナード彗星(2021.12.03)

 赤道儀で恒星追尾
  カメラ:キャノン6D HI改造
 ISO:12800 30秒×75枚 15枚で1秒としタイムラプス動画(5秒)にする。
 感想:星座の中をレナード彗星が進んでいる躍動感が気に入っている。

5.所感

 先輩から、高感度で撮影時間を短時間として、撮影枚数を稼ぐ方法も決して悪くないとの助言をいただき、ホッとした。オートガイドを導入するまで、赤道儀だけの追尾性能の更なる向上を進めたい。


◇中嶋

・2021年の天文関係の撮影実績を分類したら126件あり、自宅での撮影が86.5%を占めていました。撮影内容の多い順は、月、人工衛星、DeepSkyObject、星野など、でした。

・12/14:ふたご座流星群の撮影/ガイド撮影したものを合成。雲があったので同一写野での撮影はできなかった。

・12/21:レナード彗星を撮影/西空に見えるようなった彗星が、少ない晴れ間から辛うじて写すことができた。

・12/29:太陽の撮影/黒点が活発になったというので、77mm望遠鏡で撮影。

・1/6:太陽の撮影/CMOSカメラでの太陽撮影に初挑戦。

全面は実績のあるE-M1、拡大はZWOのASI 462MCと笠井の2.5xバローを使用。Borgx1.4テレコンバータで焦点距離を伸ばしている。

・1/6:夕景撮影/月齢3.6の月と木星が接近していた。水星も見えたが、細くなった金星は太陽に近過ぎて撮影できなかった。

・1/6:月の全面と拡大撮影。

・1/8:太陽撮影/テレビューのx5バローでも初撮影。

・10月に立山に行ったときに対日照が見えました。

 
  2022.01.29

 

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