2022年10月 定例会 報告

 


 日 時 : 2022年10月11日(日)
 場 所 : 野々市市中央公民館3階学習室1
 出席者 : ?


【例会内容】

★連絡事項
  1. ) 街中スターウオッチング(干場)

    ・日時: 10月20日(木) 18:00〜20:30
     
    ・場所: 金沢市役所前広場

    ・内容: 
      1) 天体望遠鏡を使っての惑星観望 (金沢星の会)
      2) パワーポイントを使って惑星の解説 (岡本氏)
            18:00、18:30、19:00、19:30、20:00 の5回 (各回 10分程度)
      3) 岡本氏の解説を引き継ぐ形で キゴ山職員による『会場での諸注意』、『キゴ山での天体観望にかかる主催行事の紹介』を行う

    ・観望会中のキゴ山所員の行動 (所長を含め、4名参加)
      1) 市民からの問いに答える。安全指導
      2) 岡本氏の補助
      3) 参加を表明した会員10名への駐車場所案内
      4) その他

    ・タイムスケジュール
        16:00 キゴ山所員、現地到着、荷物を降ろし車の移動。
          望遠鏡組み立て準備、大型ディスプレイにパソコンを接続する準備
          (金沢星の会から参加する10名の方の駐車はこの時点からできます)
        17:00 観望準備(星の会の参加時刻です。遅れる方は事前に連絡)
        18:00 観望開始、プレゼン開始
        20:30 終了、片付け開始。所員が車を持ってくるので到着したら荷物の積み込み
        21:00 片付け終了、解散

    ・その他
      中止の場合は、午前11時に決定し、米林会長に連絡。
      キゴ山ホームページにも掲載します。

    ・金沢星の会からの参加者
        米林会長、岡本事務局長、池端氏、岩瀬氏、大友氏、越野氏、洲崎氏、新田氏、日尾氏、松田氏、

    ・例会で話し合われたこと
       1) レーザーポインターは使わない。
       2) アイピースは、各望遠鏡で約40倍、100倍の2個を用意してほしい。
       3) 会員は、星の会の記名が入ったベストと光る名札着用。
       4) 上記10名以外の会員が参加するときは、市役所地下駐車場を使用する
        (会計から駐車代を出す)
       5) 大型ディスプレイに「タイムラプス動画」を流してはどうか→所員に報告する。
          (この行事の担当(総括)である橋本に報告し、了解されました)
       6) 観望に使用する20センチ、ニュートン式反射の光軸修正を事前に行うために、レーザーコリメーターを用意。


 ★ 9月/10月の天文現象(岡本)
  1. ) 10月22日オリオン座流星群が極大
       見頃は極大を中心とした前後数日間の夜半から未明
      /1時間に5個程度
      /月の条件はまずまず良い
         /比較的速度が速いため(秒速66km)、明るい流星が多くみられる
         /母天体(母彗星)はハレー彗星。 約3000年前のハレー彗星の塵による

  2. ) 10月下旬は外惑星+αが南の空に勢揃い
       外惑星が火星、天王星、木星、海王星、土星、冥王星の順に並ぶ

  3. ) 11月8日皆既月食同時に天王星食
        皆既時間は84分

  4. ) 2022年11月11日22時月が火星の側を通過する

  5. ) アルテミス1号の打ち上げは11月14日に延期

★岡本から天文ニュース
  1. )  アルテミス1号の打ち上げは11月14日に延期

  2. ) ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が次々と高解像度の写真を公開し始めています
       木星、系外惑星「HIP 65426 b」、M74の詳細画像、海王星の環の詳細映像

  3. ) 100光年先で「海洋惑星」の有力な候補を発見
       モントリオール大学のCharles Cadieuxさんを筆頭とする研究チームが系外惑星TOI-1452 bの質量の30%が  水であると発表(地球は1%))

  4. ) 月は数時間で出来上がった
       ジャイアントインパクト説に基づいてNASAが新しいコンピューターシュミレーション結果を発表

  5. ) 2022年9月28日宇宙の一番星が発見された
        ハワイジェミニ天文台の8.1m ジェミニ北望遠鏡で発見宇宙誕生から1億年後に誕生。
      質量は太陽の300倍。   水素とヘリウムだけの星 

  6. ) 2022年9月27日23時16分 (UTC)NASAが二重小惑星軌道変更実験(DART)に成功

  7. ) 2022年09月12日に潜在的に危険な小惑星−2022 RM4−が発見された。
       ハワイのハレアカラ天文台でパンスターズ計画に基づいて発見。
       直径が330 – 740 m(2013年のロシアのチェリャビンスク隕石は17m)
       地球から230万km先を通過(地球-月距離の6倍)。(今のところ地球には降ってきません

  8. ) 肉眼彗星になるか?Comet 2022 E3
      近日点通過2023年1月12日、地球に最接近2月1日。
      地球から見て、太陽から反対方向で地球に最接近。  予想光度5.1等


★活動報告


◆銀河・星雲の撮影 (岩瀬)

 白山麓周辺で、ε160EDで直焦点撮影を行いました。
M31,M33,M42,M45他、秋から冬の銀河や星雲を撮影しました。
薄雲やガスが出る日が多く、約1時間程度の露出になりましたが、美しい写真に仕上がりました。

 
◆能登町遠征 (立岩)

 9月24日能登町へ遠征してきました。
午後7時過ぎに星の観察館「満天星」到着。夜空は満天の星空でした。
撮影対象は満天星ドームを背景にカシオペア方向の淡い銀河と、反対方向の立ち上がる南の天の川です。
この時期は早い時間帯に蠍座が地平線に沈みますが、まだまだ見応えはあります。

その後仕事を終えた学芸員の宇佐美さんも参戦し、西に傾きつつある天の川を連続撮影していました。
宇佐美さんはタイムラプス狙いで、私は大きな流れ星狙い。
残念ながら大きな流れ星は確保できず10時半に店仕舞い。

金沢の自宅に戻る途中輪島市三井町の未開通の橋梁があるのを思い出しそちらに向かう。
現場に到着すると想定していたとおりの暗い夜空で橋梁と天の川のX構図で撮影出来ました。

追伸:
残念ながら満天星で撮影していたこの日の2日後に室石さんが亡くなりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
 
  2022.10.17

 









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